専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
人気の盲点となる初戦が絶好の狙い目!
2009/10/10(土)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成21年10月10日(土)
人気の盲点となる初戦が絶好の狙い目!
東京5R 2歳新馬 ⑫ゲームマエストロ
10月4日に施行された欧州最高峰のレース、凱旋門賞(G1・芝2400m・ロンシャン)は、1番人気シーザスターズが優勝。史上初めてイギリス2000ギニー、ダービー、凱旋門賞の3冠を達成。周囲からは「ウサインボルド(陸上短距離の王者)」のようだと形容されたほど。母アーバンシーは凱旋門賞馬として1993年のジャパンCに招待された馬でもある。結果8着だったが、血統的に日本のような硬い馬場でも対応ができそうである。
ところで、今年の凱旋門賞、ある意味でシーザスターズと勝るとも劣らない出来事があった。そう、2着に食い込んだユームザインだ。実に3年連続して2着を確保。凱旋門賞88回の歴史の中で、2年連続した馬はリボーやアレッジドなど5頭いるが、3年連続は初めて。これって凄い記録だよな。このユームザインが、11月29日・東京のジャパンCも視野に入れられているという。もし、参戦してきたら、ウオッカもうかうかしていられないな。今から非常に楽しみである。
さて、土曜の穴ズバッは東京5Rに出走する6枠12番ゲームマエストロ。美浦にはかなり前から入きゅうしており、ここまで坂路でジックリ調整されてきた。「目立った時間は出していないが、馬体を見る限りキッチリ仕上がっている」と宗像調教師。人気の盲点になりそうな馬だけに初戦の今回が絶好の狙い目だ。
相手筆頭は⑬マイネルタイド、⑪ドロの2頭が大本線、①ギンザボナンザ、⑭メイレディー、⑮ドリームモモタロウまで押さえたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。