穴ズバッ 古川幸弘

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古川幸弘の穴ズバッ!

パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。

地獄耳の四方山話


平成21年11月5日(木)

今週、東西の重賞はオレに任せろ!


先週の天皇賞にはガックリした。まさかウオッカが連から外れるとは思ってもいなかっただけに、馬券は見事に立て目をくらってしまった。ウオッカの相手は、パドックで馬を見てスクリーンヒーロー、カンパニーとしていただけに悔しいの何のって・・。

毎日王冠で逃げを打って敗れ、昨年同様に本番では抑えてアッサリ抜け出すイメージをしていたのだが、スタートして後方から5、6番手。あの典型的な追い込み馬、オウケンブルースリよりも後ろの位置取り。しかもペースはスロー。直線伸びてはきたが、時すでに遅しである。勝ったカンパニーと同じく、最後の上がり32秒9の脚を使っていたのだが・・。

レース翌日はスポーツ各紙で引退を示唆する記事が載っていたが、力負けではないし、私はまだまだ衰えを感じない。今後もぜひとも頑張って欲しい。今の競馬の世界でこれだけお客さんを集められるスターホースはウオッカだけなのだから。牝馬だけに、関係者が繁殖に、という考え方は判るが、あと半年は強いウオッカの姿を見てみたいと思うのはオレだけであろうか。

今週はG1レースはなく、東京はG2のアルゼンチン共和国杯。京都では2歳牝馬のG3・ファンタジーSが行われる。アルゼンチン共和国杯は昨年2着しているジャガーメイルでほぼイケるだろう。東京コースは最も得意としており、5戦3勝、2着2回と連を外していないのだ。今回、かなりメンバーが手薄になっており、重賞初制覇のチャンスとみた。

西のファンタジーSも2戦2勝と連勝中のラナンキュラス。スタートに課題はあるが、追われてからの末脚は若駒離れしているし、前走のりんどう賞もタイレコードで圧勝。とにかく競馬センスが抜群。2頭とも断然人気で面白くない、穴ズバッはどうした?と思うかたは大丈夫。土曜、日曜穴ズバッで公開するのでご期待願いたい。