専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
先週は話題に事欠かない1週間だった!
2010/4/1(木)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年4月1日(木)
先週は話題に事欠かない1週間だった!
先週の高松宮記念(G1)は一番人気のキンシャサノキセキが期待に応えて優勝。2着には6番人気のビービーガルダンが入って中波乱になったが、私の本命馬アルティマトゥーレはスタート直後つまずいてしまい、後方からの競馬。電撃の6ハロン戦で後手に回っては万事休す。それでも勝ち馬とはコンマ1秒差の5着だっただけに、何とも残念であった。牝馬ながら力は互角以上であると再認識した一戦だった。
クラシック第一弾の桜花賞を目前にして、武豊騎手が阪神土曜の10Rで落馬負傷。検査の結果、鎖骨骨遠位端骨折、腰推横突起骨折と診断されている。このため桜花賞の騎乗馬アプリコットフィズは横山典騎手に、皐月賞に出走するヴィクトワールピサは岩田康騎手に乗り替わりが決まった。牝馬、牡馬ともに有力馬だけに心身ともに手痛いアクシデントになってしまった。一日も早い復帰を願ってやまない。
海外ではドバイワールドカップデーに、日本から4頭が参戦。ドバイシーマクラシックに出走したブエナビスタが2着と大健闘。ワールドカップに出走したレッドディザイアは11着も、前走強い競馬を見せた。グロリアスノア、ローレルゲレイロはともに4着と好走し、世界に通用する日本馬の強さを示すのに十分なワールドカップデーだった。
先週はいろいろと話題に事欠かかない一週間だったが、週末には中山競馬場の桜も満開になるだろう。家族揃って競馬場にお出かけになってはいかがかな。桜を見ながら馬券も的中!そんな旨い話なんか無いと思っているあなた。心配御無用、私がお手伝いしよう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。