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坂路王

雪がちらつく3月半ばに2歳馬が登場

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大相撲大阪場所が面白い。新横綱の稀勢の里が、期待にたがわない白星を重ねている。一応は危なげないと言えるものかとも思える。いつもの取りこぼすのではないかのヒヤヒヤ感がない。
相変わらず表情造りが下手な人で、カメラはそんな変化を見逃さずに茶の間に届けてしまう。もっともっと無表情な、仮面の様な表情が出来る様になると大成するのだろうと思えてしまう。兄弟子が頑張れば弟弟子の高安もいい。毎日の夕刻が楽しみとなる。今日は地方重賞もナイター競馬。夜に一段落して、ゆっくりと見る事としよう。
まずは大阪杯の前哨戦、皐月賞のトライアル戦であるスプリングSの稽古をじっくりと見られるといいな~の栗東の朝なのである。

時計台の温度計は2度を示しているのに、何やらフロントガラスには雨ではない凍ったものが落ちてきている。まさか雹ではないだろうなと思いながらも、寒さにかじかむ手をこすりながら、所定の駐車スペースに置く。今日は寒風が厳しい調教スタンドにてウォッチングだ。
それにしても風が冷たい。いや、痛いと言った方が正しい表現となるのだろう。
建築中の新スタンドの前面が、かなり視界を邪魔している。場所によっては、EコースどころからCコースの4角の大外が見えにくい場所もあるに違いないと思える。

出来るだけ時間ぎりぎりにいつもの席に到着だ。
荷物を置く間もなく、CWに馬が登場し始める。慌ててストップウォッチで対象を確認する。眼の前を通過する馬で計測する馬に、池江勢は見当たらない。サトノダイヤモンドはいないと確認する。ではと、橋口勢ワンアンドオンリーの組と清水久厩舎キタサンブラックの組を追跡することにする。
その合間に、向こう正面から入ってすでに動き出していた組がどんどんとゴールへと向かってきている。その中に、何とサトノダイヤモンドの組がいたのである。ルメールJが鞍上で1馬身先着する。外で遅れたのが、フォイヤーヴェルクであった。サトノダイヤモンドで52.8~38.7~12.1のタイムの様で、動きは共に一杯に追っていたのは観た。

ワンアンドオンリーは85.3~69.9~53.4~37.6~11.8と、カレンラストジョーとの併せ馬で軽く流して行った。
次いで入った組の角居勢は、真ん中には小牧Jの乗るタニノアーバンシー、外が福永Jアナザープラネットエアワイバーンだった。タニノアーバンシーが、87.0~69.7~53.6~38.9~11.7(一杯)。
今度は清水久厩舎の口である。キタサンブラックで84.2~67.7~52.7~38.4~11.4で計測。相手はピットボスで、3馬身ぐらいの遅れ。

向こう正面の山頂が、あっという間に真っ白になる。左手の金勝山へ通ずる山も白さが目立ってきた。
四位Jが、角居厩舎のトーセンバジルで軽快な動きでゴールへと向かって行く。82.6~65.4~50.4~36.7~12.1で追走して、1馬身先着だった様子。
風もけっこう右手から吹き込んできて、資料が飛ばされそうになる。寒すぎて双眼鏡とストップウォッチの金属的な冷たさに、手の感覚が鈍りだす。馬名やタイムに動きを書きこむのにも手間どる。バタバタと、あっという間に朝のラッシュアワーが終わった。

7時23分。今日はマカヒキがこんな時間に出てきた。まだまだ先の大阪杯への出走だから普段どおりに出てくるかと思いきや、この時間の登場には正直驚く。もしかして時計を出すのかと1角、2角と通過する度にいつでもストップウォッチを片手に構えているが、6F手前でキャンターからスピードを緩める。どうやら坂路へと向かうのだろうし、今朝は普通のところの様である。
今の時間帯は、あまり速い追い切りをする馬が少ない。松田国勢の3頭が行き始めたので追いかける。外のエンパイアブレイクが、まずまずの手応えで入った。81.9~65.7~51.5~38.0~12.2で、ダノンロッソに1馬身先着した。

どうにも寒くて堪らない。長い時間を外で過ごすことは難しい状況だ。うどん屋で何か温かいものでも良さそうである。注文を頼んでカウンター越しにジョッキー、助手の休憩室内が見える。手前では10人ぐらいの報道に囲まれた見慣れぬ顔、よくみると田辺Jである。少し向こうでは、武豊Jが数人相手に軽やかな感じで会話をしている。温かくて美味そうな天ぷらうどんが、カウンターに置かれた。

8時10分、先ほど下で報道陣に囲まれていた田辺Jと武豊Jが、角居厩舎の併せ馬で登場する。田辺Jがシャケトラで、武豊Jがシャドウダンサー。シャケトラは中山1週目の土曜、日経賞に出走らしい。これに助手が乗るカイザーバルとの3頭併せを追いかける。
ゆったりと進み、4角まではそう速くない。直線では3頭がピタッと体を併せて来た。最内の武豊J騎乗のシャドウダンサーが半馬身ぐらい先着して田辺Jのシャケトラ、カイザーバルと続く。シャドウにシャケトラの手応えはまだまだ余裕、カイザーバルはかなり押して押してのゴールだった。
82.4~67.3~51.9~37.6~11.6だから悪くないシャドウダンサーのタイム、動きであろう。

朝一番にサトノダイヤモンドルメールJは稽古での姿を観れたが、休憩室では見かけず。忙しくしている様だ。サンデー・ミルコならぬ、デムーロJの姿はいっこうに見かけない。昨日の高知競馬に乗っていた訳でもないのに、どうしたのであろうか。

自然に今日は外が寒いから室内にいる方を好む。だから人が多くてままならない。
後半の坂路が始まったが、あまり好タイムで通過する馬が見当たらない。池江厩舎プロキシマセータコローナが54.4~39.6~25.0~12.4で、けっこういい手応えで通過していった。
松永昌厩舎では、併せ馬なのかラインスピリットが51.7~38.2~24.9~12.6と好タイムを画面で観る。
だいぶ調教師室内も混んできた。振り向くとCWのハローがけの車も、向こう正面の後半で終わりに近いのが見えるので、仕方なく厳寒の外へと出る。いつもなら右手に見えるはずの琵琶湖の向こう岸の山々が、モヤって見えない。まだまだ天候は回復しそうにない様である。

9時45分。後半のCWが開いた。角居勢が続々と出てくる。その最初の組の3頭を追いかける。クイーンマンボ、ブラックスピーチキセキの3頭で、当然に最後方からのキセキをマークする。66.0~51.5~37.1~11.3と悪くない時計、動きだった。
次の組は、レッドウィズダムに3歳馬のザクイーンが悪くない動きだった。69.7~53.7~38.5~12.1の様だ。
かなり忙しくなる。池江厩舎も追跡する。川田Jが乗るジークカイザーが後ろ、トーセンレーヴが前を行く。6Fを通過されてしまって5Fから計測する。けっこう前半から飛ばす追い切りをしている。直線でも川田Jの乗るジークカイザーが2馬身ぐらい先着して行く。80.6~64.8~50.1~36.2~11.2と、秀逸なタイムだった。

矢作厩舎が出てきたので、2頭の後ろを計測する。後ろから行って、4角では内に入って先着するのが普通のパターンだ。
けっこうなラップを刻んでいく。直線に入って前を行く他厩舎の口に追いつきそうになったが、前に出てきたのは先行していたカフジバッカスで、中谷Jが乗って鋭く伸びてゆく。後ろの馬で計測しているので、カフジバッカスのゴールで止める訳にはいかない。ジーブレイズのタイムでも81.3~66.7~52.8~38.4~12.8であり、そこから3馬身ぐらい先行先着のカフジバッカスは、なかなかな時計か。80.8~65.8~51.9~38.3~12.4だそうだ。

何と、緑色のゼッケン2番の馬が目の前を通っていく。そう、2歳馬のゼッケンなのである。6月から新馬戦があるから早すぎると言うことはないのかも知れないが、まだ雪がちらつく3月半ばに2歳馬の登場に驚く。結局、資料が追いつかずで判らずじまいも、バンテージの色が全肢が赤で統一されていたから、森厩舎であろうと推測。

ドバイへの日本馬の検疫も終わり、夕方には関空から飛ぶ様である。関西馬8頭に美浦からの1頭を加えてのチャーター便で出発となる。今朝訊いた話では、厩務員さん達はひと足先に昨日に飛んだらしい。同じ便に乗って行けない様で、先に出て受け取りを待つのだろうか。先に彼の地で戦っているラニらと合流して、日の丸を背負った3月25日(土)のドバイでの戦いとなる。

そんな事を思って帰り際にJRAの事務所に寄ってみると、いつもと違うポスターを見かける。ハーツクライジャスタウェイが並んで張ってあったのだが、ハーツクライはそのままながら、ジャスタウェイのものが無くなって新たに張ってあったのが、《名馬列伝・81》と書いてあるJRAポスターである。《キタサンブラック》で、武豊Jを背に左後ろから撮ったもの。『そしてみんなの愛馬になった・・』と書いてあった。
このフレーズなかなかいい。大相撲と一緒で、やはり日本人ジョッキーが背中で最高の地位に昇りつめて欲しいと、競馬ファンの誰しもが思うはず。
歴史に名を刻む馬になりつつあるキタサンブラック。その今年の戦いの緒戦が近づいてきている。春はもう隣町まで来ているのだ。


以上、サカミチ君でした…。



調教時計のデータ表は割愛させていただきます。


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