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坂路王

G1の谷間の週で静かだった栗東坂路

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すっかり桜前線も遠ざかり、残るのは花びらから変わり果てた残骸で茶色い邪魔ものとなった。美しいものも、いつかは衰えるのである。諸行無常の鐘の音なのである。
でもおかげでぐんと温かくなった。2、3日前には半袖で歩いてもいいのかと思えるほど。いよいよ新緑の季節である。函館開催まであと59日。待ち遠しいものである。
そう言えば、緑ゼッケンの馬が多くなった。ソロソロ、速い時計を出す頃合いとなってきたかも。本当に月日の経つのは早いものである。


先週の皐月賞池江厩舎のワンツーで終わったのだが、追い切りをこの2頭はCWで追っていた。サカミチ君は朝一番を坂路からスタートして、この池江勢の動きを目の当たりにしていない。調教ビデオでは見たけれども、自分の目で見たものとメディアを通して見るものではインパクトに感じ方が違う。見ていたら当たっていたかは別としても、何か損をした様な気がしてならない。
それとスワーヴリチャードの追い切りも、4コーナーでの内にもたれるところをこの目で見ていたら違う結論ともなっていたかもと、口惜しさばかりが募ってしまう。
そもそも先週水曜の坂路悪路からズーッと回復していない坂路。今朝は坂路をパスしてかかろう。見れる時は見ていいだろうが、朝イチの一番おいしいところはCWのウォッチングから始めると決めた。

何やら空模様が怪しい。雨が降るとかの予報ではなかったはずなのであるが、スタンドから向こう正面の左手側、金勝山のあたりが今にも降りだしそうな真っ黒な雲が立ち込めている。右斜めの琵琶湖側は明るいのでこれからは晴れてくるのだろうが、この先は雨があるかもしれない。

そんなことはお構いなしに、馬が続々と入ってきた。先頭の後に入ってきたのが角居厩舎で、天皇賞ゼッケンの7番、シャケトラである。合わす相手はフルーキーであった。
13番も入ってきた。藤原英厩舎トーセンバジルだ。池江勢が目の前を通って行ったが、サトノダイヤモンドの6番は見かけない。どうやら明日になっている様だ。
清水久師が席に座った。同じタイミングで4番のキタサンブラック黒岩Jを背に、そしてパートナーのアキトクレッセントがすぐ後ろに出てきた。

すでにシャケトラの組は4コーナーを廻って直線へと入ってきていた。フルーキーが一杯に追っているのに、シャケトラは岸本助手が手綱を持ったままで、半馬身ぐらい遅れたままながらゴール板を過ぎて行った。シャッターが連射されていく。88.9~71.7~54.8~38.9~10.7で計測した。いくら何でも10.7は速すぎる。11秒.5としておこう。
続々と目の前を通過するあちこちの厩舎の馬を冷やかに見送る。一度にいろんな馬名を書き込むのには無理がある。まして動きまで見るのはなおさらだ。無駄なことはしない方がいい。

キタサンブラックの組が、7F手前から行きそうな恰好をしている。7Fから計測してみる。最初の1Fを16.1で通過して行った。
その間に、眼の前をトーセンバジルがゴールして行った。併せた相手には岩田Jが乗ったベストアプローチだったが、一杯に追っていたのに対してトーセンバジルの手応えは十分にあった。84.6~67.3~52.2~37.9~12.1だそうだ。

さてキタサンブラックの組は、その後も15.3~15.3とそうピッチを上げずに最後のカーブへと向かう。
眼の前を橋口勢が通過。ワンアンドンオンリーで、和田Jが乗り半馬身ぐらい先着して行ったか。時計を訊くと83.2~66.5~51.8~11.8だったそうで、相手はクールオープニングダノンメジャー

今日のキタサンブラックは、前を行く2頭の間に入ってきた。外がアキトクレッセントで、その内をスッと反応し内にもたれることもなく、いい感じのゴール。99.7~83.9~67.6~52.3~37.7~11.3で計測をした。
そして上空がついに真っ暗になり、左手の山の麓では雨も降っている模様。馬場内を照らす灯りの暗いことである。ゼッケンを読むのにひと苦労するし、馬も判別しにくい。

坂路モニターで眺めても、速い時計をあまり見かけない。朝一番はどうだったのであろうか。
サトノダイヤモンドが通過したと、黄色い字がモニター画面にあった。やはり明日朝の追い切りの様子である。
藤岡厩舎の2頭、ライデンバローズ藤岡佑Jが乗り、シェルブルックに半馬身先着して行った。83.7~68.4~53.0~38.2~11.9だった。遅れたが、シェルブルックの方が良く見えたので◎を打っておく。

だいぶCWに入ってくる馬も少なくなってきたので、ひと息入れてコーヒータイムとする。そう言えば、だいぶ新スタンドの建築工事も進んできて、高さがしっかりとしてきた。早く出来上がって視界が広がって欲しいと願うのだが、まだまだ時間はかかるのだろう。何せ、馬の運動時間には騒音は禁物だけに、推察ではあるが、工事も夕方からとかにの進行具合なんであろう。

今週はG1レースのない週、来週から6週連続のG1競馬が続く、ほんのつかの間ではあるが、静かな週でいい。天皇賞の1週前追い切りはあるが、それもノンビリとしたもの。何か女性の報道関係が多く感じるのは、気のせいだろうか。ジョッキー連も、今朝はまったりとひと息ついている様子でもある。

ハローがけの後のCW。野中厩舎の3頭から入ってきて行き始める。3頭がビッシリと固まって行くなとストップウォッチで追っていくと、3コーナーに入る前にそのうちの1頭が弾かれた様にグングンと相手を離して行く。それもかなりのハイペースで飛ばして、みるみる僚馬を離していく。直線でも大きく離して、最後は流し気味で入ってきた。乗っていたのが松若Jだから、持っていかれた訳でもなかろうと思える。
エイシンブルズアイで、77.5~62.9~50.7~38.3~13.7の凄いタイムとなった。あとの2頭はノースウッドアンセムで、大きな差だった(84.3~68.8~54.5~40.8~12.6が先着したノースウッドのタイムだそうである)。

安田厩舎の併せ馬では、岩田Jが乗ったアリストレジェンドが、けっこういい手応えだった。83.8~67.5~53.2~38.8~12.1で、エンドゲームを0.8秒追いかけて同入した様子。アリストレジェンドはローマンレジェンドやミラクルレジェンドの下で、この馬もダートでデビューしてくるものと思えるだけに要注意。◎をつけて注目しておこう。

GⅠゼッケンの馬が出てきた。コパノリッキーで、5月5日の《かしわ記念》にエントリーがある。単走でサラっと追い切って行った。その割には84.3~67.8~53.3~38.5~12.1と速さを感じさせないのに、測ってみるとけっこう速いと理想的な稽古であろうか。

高野厩舎のゼッケン140番を朝に観た。配布されているゼッケン帖や追加にもない数字である。そして今は14番の池添学厩舎の2歳馬が、眼の前を通過してゲートの方へと向かった。数分後にはゲートから飛び出す14番がいた。ネオユニヴァースの芦毛牡馬であり、ゲート試験だったのかも知れない。

Eコースを、ヤマカツライデンが2周廻って行った。スピリッツミノルも珍しくEコースに現れて通って行ったりと、天皇賞ゼッケンがあちこちに出没している。
CWでは、南井厩舎タマモベストプレイが併せ馬で通過。79.8~65.3~51.3~38.2~12.8で、3歳のロングアイガーと併せていった。

角居勢が、右奥の角馬場に数頭いた。MデムーロJがずっと角馬場内で待っていて、騎乗したのがバリオラージュだったのだが、その組がEコースの向こう正面から芝コースに入ってきた。計測しだすと先に行くのがハットトリックの子供ゴールドハットでけっこう前へ前へと行く。3コーナー過ぎて先行するゴールドハットが外へ出て内へバリオラージュが入ってきて直線へと入ってきた。

ちょうど、CWの角居勢の併せ馬の3頭が、馬体を並べる様に直線へと入ってきた。さすがに先に行っていた芝コース組が、ゴールへとさきに着く。MデムーロJの乗ったバリオラージュが僅か半馬身ぐらい先着したが、手応えは外のゴールドハットが上廻っていた。バリオラージュで81.6、前へ行ったゴールドハットでは83.4だった。66.5~52.3~38.5~12.2のタイムだそうだ。

今朝の坂路は北出厩舎イイデメモリーが50.6~37.3~25.0~13.0と速い時計は出たが、どうやら全体的にもやはり時計が出ない様である。ちなみにエアスピネルは52.2~38.2~24.7~12.3のまずまずのタイムであり、ライバルのブラックスピネルは51.4~37.9~25.3~12.8のタイムをマークしていた。
動きの方は、やっぱりグリーンチャンネルの映像で確認するのがベストな様である…。


以上、サカミチ君でした…。


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