水上学の血統トレジャーハンティング

日曜東京11R 東京新聞杯(G3)(芝1600m)

◎本命馬
⑪ダッシングブレイズ
牡4、栗東・吉村厩舎、浜中騎手

今回のメンバーを見渡すと、弱点のハッキリしている馬が多いように思う。トーセンスターダムやグランシルク、ダイワリベラル、テイエムタイホーらは東京コースへの不安、サトノギャラントは休み明けと重賞実績の無さが不安、スマートレイアーは斤量の不安、そして本来なら信頼度抜群となるはずのダノンプラチナは、調教の動きがどう見ても今イチでコンディション面の不安。
そうなれば、上がり馬でも順調度と勢いに優る⑪ダッシングブレイズで仕方のないレースだろう。

父キトゥンズジョイは北米で大成功している芝種牡馬で、数々の北米芝G1馬を送り出している。その父エルプラドはサドラーズウェルズ系ながら芝・ダート兼用のこれまた北米大種牡馬。
また母の父の血統組成はトーヨーリファールと酷似(フェブラリーS2着、平安S他を勝ちながら、ニュージーランドT1着、毎日王冠2着)していて、こちらも芝・ダート兼用。この東京新聞杯は、G1では勝ち負けの難しいB級マイラーが強いレースであり、しかもダート兼用の馬力血統の好走も目立つ。イメージにぴったりだ。

$お宝馬
⑨アルマワイオリ

終わってしまった感もある馬だが、ただ東京マイルはNHKマイルCの差のない9着と、長期休養明けの富士Sの大敗だけで、順調に身の丈に合うところを使ったことがこれまでにない。ダメと決めつけるのは早計だろう。着順は悪くともいつも勝ち馬から1秒以内には詰めており、何か好転すれば3着争いはできる。

上位評価は③エキストラエンド①グランシルク②ダノンプラチナ。あとは⑥スマートレイアー⑩マイネルアウラート⑬サトノギャラント