- 2月25日 中山11R 中山記念(G2)
-
お宝馬☆ドーブネ(10人気) 2着
条件好転の大穴を見抜いた!
- 2月11日 東京11R 共同通信杯(G3)
-
お宝馬☆ジャスティンミラノ(4人気) 1着
2週連続で勝ち馬を指名!
波乱必至のダービー卿
2010/3/30(火)
波乱必至のダービー卿
2010/3/30
★【前週推奨馬回顧】
3月27日土曜 中山10R 利根川特別プラチナメーン3番人気 7着
思ったより人気になったこともあったのか、積極的な競馬に出たのはいいのだが、ペースが速い中をマクってしまったので最後失速。ペースを考えれば、追い出しを遅らせても良かった。ただこういうキツイ競馬で前に行っていれば、次走は一変することが珍しくない。要警戒。
3月28日日曜 中京11R 高松宮記念(GⅠ)プレミアムボックス5番人気 13着
馬場が外伸びでなかったのは確かに敗因だが、あれだけ後方から進んで1頭も交わしていないのはおかしいと思っていたら、レース中からノドが鳴りだしたとのこと。これはもう不運のひとこと。完治したと思っていたのだが、芝に撒いた砂を吸い込んでしまったのだろうか。
★【今週へのポイント】
ドリームジャーニーとそれ以外のメンバーとの力量差が大きすぎて、シラけてしまう大阪杯は措いておくとして、馬券的には50頭近い登録のあるダービー卿CTが興味深い。
まず穴の使者として目が行くのは、「東風S着外組の巻き返し」。過去10年、東風S6着以下からダービー卿3着以内に巻き返した馬が5頭いる。ただし過去に重賞連対実績は必要といえる。
また東風S2着から5着馬で見れば、更に6頭がダービー卿で3着までに入っていることになり、穴なら着外組、軸なら惜敗組という取り方は、かなり有効だ。
あとは当然枠順。圧倒的に内枠が有利な中山マイル、ダービー卿でも目下7年連続で3枠以内が馬券になっていて、昨年は1,3着馬と2頭占めている。
血統的には目下サンデー系が圧倒的に優勢だが、ロベルト系が少ない出走数ながら意外と勝ち切っている。
直前発表の枠順と併せ、土曜夜更新の当コラムではダービー卿CTから、以上の傾向も参考にして、血統メインに穴馬を焙り出したいと思っている。
★【次回の狙い馬】
日曜中京・10R 8着 ニューイチトク⇒叩かれつつだんだん前のいい形に戻ってきた。今回は積極的に緩みない流れを先行し、最後失速も、これなら次走へ向けて息ができたはず。本来狭い中京よりは広いコースを得意としており、次走阪神、京都、東京、どこになっても狙いが立つ。
土曜中山・3R 8着 トウショウフォアゴ⇒初出走。後ろから行って直線だけのレース。砂を被ってイヤイヤをしていたし、距離も短すぎた。牝系は良血で、父がキングヘイローだけに、芝へ替わった方がいいかも。おっとりした感じで、叩かれての上積みもありそうなタイプ。次走マイル以上の距離延長と芝替わりを前提に狙いたい。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。