水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜中京11R ファルコンS(G3)◎本命馬 ジョーストリクトリ 4番人気 6着 道中は内目の先行好位につけられたが、直線が全く弾けず。内が伸びない馬場でもなかったし、力負けとしか言いようがない。残念。

$お宝馬 ラニカイサンデー 9番人気 9着 中団内目で揉まれてしまい、全く反応できずに流れ込んできただけ。戦績からは、もう少し走れてもいいはずで、今回は枠も悪かったかもしれないが、コンディションやメンタルの可能性もある。

★日曜中山11R スプリングS(G2)◎$本命馬&お宝馬 ウインブラスト 5番人気 1着 前走同様、4角手前で一気に押し上げて先頭に並びかける。一度プラチナヴォイスに離されそうになったが、坂でまた伸びて差し切った。かなり強い競馬で、中山適性が異様に高い。同じステイゴールド産駒のツクバアズマオーに似ている感じ。ただ、今回12キロ絞ってメイチの作りに見えた。次走の本番での上積みは厳しいかもしれない。

★月曜中山11R フラワーC(G3)◎本命馬 ファンディーナ 1番人気 1着 何も言うことはない。とにかく強かったが、相手が弱過ぎたので着差は額面通りには受け取れない。ここまでがスローばかりなので、流れる展開にもまだ課題を残したともいえるが、瞬発力においては世代トップクラスであることは証明された。シーザリオ級の可能性も十分だ。次走が桜花賞になるかは微妙で、皐月賞orフローラS~オークス、ダービーとさまざまな選択肢を考慮しているようだ(21日現在)。

$お宝馬 シーズララバイ 8番人気 2着 小柄な馬で、外を回って4角では2番手以下を射程に入れた。外を走ったロスが出そうになったが、直線で並ばれるとグイッと伸びる勝負根性が素晴らしい。現時点での能力はまだ足らないが、さすがクイーンズリングの従妹という良血馬で素材は確かだ。こちらは反動と将来を考慮して、ひと息入れる可能性もあるとのこと(21日現在)。

次走報については最新の情報をご参照ください。

【今週のポイント】
混沌としている短距離戦線。ビッグアーサー、ダンスディレクターのリタイアが拍車をかけている。さらにレッドファルクスは海外帰りの休み明けであり、迎え撃つ立場というにはいささか弱い。そして毎年最重要の前哨戦であるはずの阪急杯が大波乱に終わり、メドを立てづらい状況である。

今年の高松宮記念、牝馬にメラグラーナ、レッツゴードンキ、ソルヴェイグと有力馬が複数揃った。1頭ならともかく、こんな年は珍しい。牡馬の有力どころ、シュウジ、セイウンコウセイ、レッドファルクスらとがっぷり組んだというか、拮抗した状況である。
過去10年、牝馬の勝ち馬はカレンチャンしかおらず、あとは2着1頭、3着2頭と確率は厳しいが、今年の混戦ぶりなら勝負になると考えるべきかもしれない。

血統からは、母方の血統が短距離に寄り過ぎていない馬を上位に採りたい。マイル以上を走れて、しかもダート要素を含んでいればなおよし。そのような基準で本命馬を選んでみたいと思う。
本日(水曜)公開の有力馬診断で、難解な高松宮記念を解くヒントをつかんで頂ければと思う。

【次回の狙い馬】
月曜・中京10R 4着 今回が昇級戦。中団で揉まれまくりながら、直線はジワジワ伸びて2着馬とは0秒2差の4着まで届いた。52キロであったことは考慮すべきだが、牡馬相手の昇級戦でこれなら、牝馬限定戦なら勝ち負けになる。次走は1800mから2200mで。

月曜・中山9R 11着 今回は酷い競馬になってしまった。やや出遅れて終始シンガリ付近、大外をずっと回らされて4角でも振られ気味。これでは脚がなくなるのは当然。次走、スタートを決めればこのクラスなら相手次第で勝ち負けになっていいはずだ。