
名馬、名手の里・笠松競馬から2005年にJRAへ移籍。美浦を拠点に活躍を続けるいぶし銀ジョッキー。
不惑を迎えた現在、G1の頂きを目指し、奮闘する騎手人生、騎乗哲学を綴ります。
次週から美浦に行きます
2023/9/29(金)
札幌最終週を乗り替わりになって以降、本州に戻ってきてからは潰瘍の治療に努めてきました。
体重的に減量が必要なこともあり、減量自体が負担もあるのでしょうが、冷たいものを一気に飲まないようにしたり、気を付けてきました。もともとお酒をたしなむ方ではないので、暴飲暴食はすることはありません。あとはストレスを溜めないようにすることが大事です。
そして、この秋は美浦へ行ってみることにしました。今の立場で劇的に状況が変わることはないとはいえ、日々のトレセンからも思うように働けていないこともあり、古巣である美浦に行ってみようと考えました。
今までもローカルで乗るなら、短期間でも美浦や冬の小倉に行ったり、やりようはあったのですが、なかなか思い切った行動をとれていなかったことも事実。今回はなりふり構わず、と言ったら大げさかもしれませんが、違ったことをしたいと思いました。
既にお話させていただいた、縁のある厩舎を手伝いつつ、少しでもいいきっかけになれば。次週の週中から乗せていただく予定です。
プロフィール
柴山 雄一 - Yuichi Shibayama
1978年2月19日生まれ、大阪府出身。
1998年に笠松競馬でデビュー。2004年にJRA騎手免許試験を受験したが、それまでに地方競馬からJRA移籍を果たした安藤勝己元騎手らとは異なり、筆記試験の一次試験から挑戦。猛勉強の甲斐もあり、一発合格。4人目の移籍騎手となった。
JRA移籍初年度は80勝をマークする大活躍をみせるも、一時は成績が落ち込み、2009年には年間14勝に留まった。しかし、近年は巻き返しの狼煙をみせ、2015年は72勝。6年ぶりの重賞制覇を成し遂げた返り咲きジョッキー。