調教ビフォーアフター馬
◎ペリファーニア
(牝3 美浦・鹿戸雄厩舎)

日経賞1着タイトルホルダー(2人気)、大阪杯1着ジャックドールと勢いが止まらない調教ビフォーアフター馬。前走敗退時とのタイム差から調教時計が良かった馬をピックアップ。狙える根拠として好成績時の時計も参考に紹介する調教専門コンテンツになります。

今回当欄で取り上げるペリファーニアは人気薄が予想される穴馬ながら、タイトルホルダーやジャックドールと同じく中間の調整内容が一変!? 全体のタイムこそ目立たないものの、1週前追いの5ハロン時計で約4秒の差があるのをご存知でしたか?

キャリア1戦で出走したチューリップ賞3着時は、初めての長距離輸送とあって終い重点の調教ばかり。その中でも実質的な最終調整となる1週前追いの5ハロン71秒8は、重賞で2番人気に支持された有力馬とは思えない平凡な時計でした。

ところが中4週で再度阪神に遠征する今回は一転して調教内容を強化。横山武騎手が騎乗した今週の最終追いではラスト1ハロン11秒1(強め)と抜群の瞬発力を披露するなど、仕上げのギアを1段上げてきた印象です。

チューリップ賞では不利な大外枠からハナ・クビ差3着と見せ場タップリ。中間の調整内容から再度の長距離輸送による馬体減りの不安よりも使った上積みの方が大きく、デキの良さを生かして馬券圏内に食い込む可能性を秘めています!