2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
人と人との繋がり
2023/6/30(金)
高田潤です!!
先週土曜日、東京競馬場で行われたジャンプ重賞『東京ジャンプステークス(J・G3)』は、僕が主戦を務めさせていただいていました、ジューンベロシティ号が1着でゴール板を駆け抜け、見事な初重賞制覇となりました!!
ジューンベロシティを管理する調教師は、僕の同期のヒデ(武英智)です!!
病室で応援することしか出来なかった僕としては複雑な気持ちはありますが、それでもやっぱりめちゃくちゃ嬉しいですね(≧∀≦)!!
自身も初重賞制覇となったベロシティの吉川オーナーとは、僕がセレクトセールに行ったときに初めてお会いし、そのときに食事に誘っていただき、歳も近いこともあってそれからずっと仲良くさせていただいておりまして、その繋がりもあって同期のヒデが馬を預かるという経緯もありましたので、初重賞は出来れば自分の手で!という思いはありましたが、本当に良かったです(T_T)
ベロシティは乗り難しいところがある馬ですので、西谷ジョッキーも調教からしっかりとコンタクトを取り、最高の騎乗をしてくれました(^^)
やはり、全てが噛み合わないとなかなか重賞には手が届きませんので、これもジョッキー,陣営,共に一生懸命やってきて一つになった結果だと思います!!
吉川オーナーからもレース後すぐに連絡をいただき、本当に喜んでおられまして、「次は必ず高田君も一緒に重賞を獲ろう!!」と言っていただきました(^^)!!
吉川オーナーは自身の会社を経営されておりますが、馬主になってから馬の気持ちをやジョッキーや馬を扱う人たちの気持ちを知るために乗馬も始め、毎朝早く起きて乗馬クラブに行って馬に乗ってから出社するといった非常にストイックな方です(^^;;
ですので、僕とはよく乗馬の話をしたりもします(^^)
人と人との繋がりや、こういった部分というのはなかなか記事にもならないし、スポーツ紙や競馬新聞の情報だけでは知り得ないことですので、今回の様に点と点が全て繋がり一つの線となるといったこういった話も、これからもっともっと伝えていければと思います!!
いつなんどきどんな出逢いがあるのか?誰にもわかりませんが、
僕は全ての出逢いに必ず意味があると思っていますので、一つ一つの出逢いをこれからも大切にしていきたいと思います!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。