【マイルCS】ミッキーアイル、サトノアラジンら11頭が登場!
2016/11/12(土)
ミッキーアイル
(牡5、栗東・音無厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | スターアイル |
母父 | Rock of Gibraltar |
通算成績 | 18戦7勝 |
重賞勝利 |
16年阪急杯(G3) 14年NHKマイルC(G1) 14年スワンS(G2) 14年アーリントンC(G3) 14年シンザン記念(G3) |
連対時平均馬体重 | 479kg (最高:490kg) (最低:470kg) |
前走時馬体重 | 486kg |
POINT | 前走は休み明けながら太め感なく仕上がっていたが、もっと引き締まっても良い状態の馬体であった。あの造りで2着に来たのだからやはり力はある。今回は一度使われて腹回りがスッキリした。今回はマイル戦ということで、体を絞ってきた感じだ。とはいえ筋肉量は前走と同レベルを維持。背中には銭形が浮き、体調は前走以上と云って良いだろう。シルエットは決して生粋のスプリンターではないので、マイルも難なくこなすはず。スピードに乗ってどこまで粘れるか、だろう。 |
サトノアラジン
(牡5、栗東・池江寿厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | マジックストーム |
母父 | Storm Cat |
通算成績 | 21戦7勝 |
重賞勝利 |
16年スワンS(G2) 16年京王杯スプリングC(G2) |
連対時平均馬体重 | 523kg (最高:534kg) (最低:508kg) |
前走時馬体重 | 532kg |
POINT | <今週のイチオシ>これほど馬っぷりの良い馬もなかなかいない。筋肉量がかなり多い馬でありながら体の柔らかい馬で、父ディープと母系の米国血統が上手く出た。注目すべき点は姉のラキシス、妹のタッチングスピーチとは同血でありながら似ていないところ。上記2頭は胴にゆとりがあって脚が長く、中長距離タイプだが、この馬はそれに比べると若干胴が詰まり気味で、脚もやや短め。筋肉質な体も相まって、マイルがベストになっている。毛艶・馬体の張りともに申し分のない状態。初G1制覇を飾る可能性大。 |
イスラボニータ
(牡5、美浦・栗田博厩舎)
父 | フジキセキ |
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母 | イスラコジーン |
母父 | Cozzene |
通算成績 | 18戦6勝 |
重賞勝利 |
14年皐月賞(G1) 14年セントライト記念(G2) 14年共同通信杯(G3) 13年東スポ杯2歳S(G3) |
連対時平均馬体重 | 465kg (最高:482kg) (最低:458kg) |
前走時馬体重 | 482kg |
POINT | 体調こそ悪くないが、もうワンパンチに欠ける印象のあった本馬。大きな変わり身こそないものの、トモの筋肉量も十分で、スネ周りにも若干筋肉がついてたくましくなってきた雰囲気がある。以前から馬体の張り、皮膚の薄さは高く評価してきたが、今回も変わらず良い状態をキープしている。近走は早めの競馬が続いていたが、前走や昨年のマイルCSを見る限り、タメたほうが良いタイプに映る。それは胴がやや短めで、瞬発力のある一方で良い脚を使える距離が短いからだ。今回のメンバーなら引き続き上位争い。 |
ヤングマンパワー
(牡4、美浦・手塚厩舎)
父 | スニッツェル |
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母 | スナップショット |
母父 | サンデーサイレンス |
通算成績 | 15戦5勝 |
重賞勝利 |
16年富士S(G3) 16年関屋記念(G3) 15年アーリントンC(G3) |
連対時平均馬体重 | 519kg (最高:526kg) (最低:512kg) |
前走時馬体重 | 524kg |
POINT | この父にしてはゆったりとした造りで、どちらかと云えば中距離タイプ。関屋記念時がかなり良く見えた仕上がりで、続く富士Sも連勝。充実の夏~秋シーズンとなった。寒さで冬毛が出始めているが、体調面で不安はない。ただ、若干胸前の筋肉の張り、盛り上がり方が関屋記念時と比較して寂しく映る。ピークは過ぎた感も。トモの筋肉量は変わらずキープ。体調は悪くなさそうだが、G1を勝ち切るまでの印象はない。今回は抑え程度の評価にしておく。 |
ロードクエスト
(牡3、美浦・小島茂厩舎)
父 | マツリダゴッホ |
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母 | マツリダワルツ |
母父 | チーフベアハート |
通算成績 | 9戦3勝 |
重賞勝利 |
16年京成杯AH(G3) 15年新潟2歳S(G3) |
連対時平均馬体重 | 448kg (最高:452kg) (最低:444kg) |
前走時馬体重 | 452kg |
POINT | 牡馬としては小柄な馬体で、決して見栄えのする馬とは云えないものの、馬体のシルエット、バランスの良さは一流馬のそれ。2歳の早い時期から活躍しているが、数字こそ増えないものの筋肉量を少しずつアップさせており、成長の一端も見受けられる。素軽いタイプで京都コースも向きそうな印象。毛艶はそこまでよく見せていないが、NHKマイルCで2着した際もこのくらいのデキだった。栗東滞在も仕上がりに問題はなく、後は古馬一線級との兼ね合いだけだ。 |
ネオリアリズム
(牡5、美浦・堀厩舎)
父 | ネオユニヴァース |
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母 | トキオリアリティー |
母父 | Meadowlake |
通算成績 | 14戦6勝 |
重賞勝利 |
16年札幌記念(G2) |
連対時平均馬体重 | 504kg (最高:514kg) (最低:496kg) |
前走時馬体重 | 496kg |
POINT | 前走時の立ち写真がないので比較はできないが、札幌記念から3ヶ月の休み明けの割に太め感もなく、しっかり仕上げてきている。ネオユニ産駒だが、極端に飛節の折りが深くない。繋ぎの角度もちょうど良く、整った四肢の造りをしている。トモの筋肉量はそれほど多くないが、クビ、肩、胸前の筋肉は盛り上がり、加速力に優れていそう。馬体のシルエットからマイルはこなせるはず。ただ、極端な高速決着になるとどうか。前走は逃げ切りとはいえ、スピードの絶対値で勝負する馬ではない。時計がかかる馬場希望だろう。 |
フィエロ
(牡7、栗東・藤原英厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ルビー |
母父 | Danehill |
通算成績 | 21戦5勝 |
連対時平均馬体重 | 505kg (最高:512kg) (最低:498kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | 腹回りが緩んで見えるのは元々の体型によるもの。特に太めが残っているわけではない。飛節の折りが深く、瞬発力勝負向き。胴もゴロッとしており、追込馬に共通していえる特徴だ。7歳という年齢を感じさせない筋肉量を維持しており、毛艶も黒光りして良い状態。大きな上積みは少ないが、昨秋ぐらいのデキにはある。十分好走可能だろう。藤原英厩舎はストレイトガールのように高齢馬でもキッチリ仕上げてくるノウハウがある。本番まで更に良化が見込めるはずで、上位十分といったところだ。 |
ディサイファ
(牡7、美浦・小島太厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | ミズナ |
母父 | Dubai Millennium |
通算成績 | 36戦9勝 |
重賞勝利 |
16年AJCC(G2) 15年札幌記念(G2) 15年中日新聞杯(G3) 14年エプソムC(G3) |
連対時平均馬体重 | 491kg (最高:510kg) (最低:482kg) |
前走時馬体重 | 506kg |
POINT | ディープインパクト産駒らしいシルエット。7歳を迎えても筋肉の衰えが少なく、馬っぷりは相変わらず良い。繋ぎ、蹄がベタッと寝た形をしており、道悪は苦手。良馬場希望といったところ。以上のことを踏まえると、高速決着になりやすい京都は向きそうなイメージがあるが、近走は持ち時計分も走れていないのが現状。あばらもうっすらと浮いて仕上がりは申し分ないが、加齢により体の硬さが出てきているのかもしれない。デキの良さでどこまで上位陣に迫れるだろうか。 |
スノードラゴン
(牡8、美浦・高木登厩舎)
父 | アドマイヤコジーン |
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母 | マイネカプリース |
母父 | タヤスツヨシ |
通算成績 | 43戦8勝 |
重賞勝利 |
14年スプリンターズS(G1) |
連対時平均馬体重 | 503kg (最高:514kg) (最低:484kg) |
前走時馬体重 | 510kg |
POINT | 8歳を迎えたが近走も大崩れなく走っており、馬体の張り、毛艶も年齢を感じさせない。極端な瞬発力勝負は苦手だが、胴回りに長さがあるので、平均的に持続する脚を使うことができる。2歳戦以来のマイルになるが、ズブさが出てきたので距離延長はプラス。1200mのG1を勝ったスピードの絶対値もあり、初のマイルG1でも決して侮ってはいけない。蹄が立ち気味で、高速馬場より道悪でこそ活きてくる形。配当的にも3連系のヒモに入れたい1頭。 |
ダノンシャーク
(牡8、栗東・大久龍厩舎)
父 | ディープインパクト |
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母 | カーラパワー |
母父 | Caerleon |
通算成績 | 38戦7勝 |
重賞勝利 |
14年マイルCS(G1) 13年富士S(G3) 13年京都金杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 443kg (最高:458kg) (最低:436kg) |
前走時馬体重 | 450kg |
POINT | 若干ゴロッとしたタイプのディープ産駒で、いかにもマイラーといった印象を受ける。胴が短めなので、瞬間的に脚を使う瞬発力勝負向き。8歳という年齢もあり、筋肉量は維持しているものの、体の内側からパンと張り出すような感じが見られなくなってきた。2年前の覇者だが、当時と同じ走りを期待するのは酷だろう。ただ、体は一度使われたことで太め感もなく、しっかり仕上がっている。毛艶も悪くないし、背中には銭形が浮いて新陳代謝が良さそうだ。得意の京都マイルでどこまでやれるか。 |
ウインプリメーラ
(牝6、栗東・大久龍厩舎)
父 | ステイゴールド |
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母 | エリモプリティー |
母父 | フォーティナイナー |
通算成績 | 32戦6勝 |
重賞勝利 |
16年京都金杯(G3) |
連対時平均馬体重 | 441kg (最高:452kg) (最低:430kg) |
前走時馬体重 | 448kg |
POINT | さすがに6歳ということもあり、トモの筋肉量は過去の写真と比較して大きな上積みがあるとは云えず、あくまで現状維持といったところだ。寒い時期に実績のある馬ではあるものの、ここまで冬毛が出ていると、なかなか体調の善し悪しが判断しづらい。京都金杯を勝った時は1月でもそこまでモサッとして見えなかったので、今回は仕上がりに関して多少、割り引いても良いかもしれない。コース適性の差でどこまで。※立ち写真は11/2に撮影 |