毎週、馬体FOCUSにて馬体診断を披露している某大手牧場の元スタッフが、YouTubeで更に詳しい解説を公開中!今すぐ見る⇒

アルアイン

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ディープインパクト
ドバイマジェスティ
母父Essence of Dubai
通算成績18戦5勝
重賞勝利 19年大阪杯(G1)
17年皐月賞(G1)
17年毎日杯(G3)
連対時
平均馬体重
520kg (最高:526kg)
(最低:518kg)
前走時馬体重516kg
POINT
パワーを秘めた力強い印象のある立ち姿で、時計が掛かる傾向にあるマイルCSへの適性は高い。背中と腹側のラインが平行に近く、持続力勝負に強い胴周りの構造をしている。前走ではこの馬の休み明けとしてはかなり仕上がった馬体を披露していたが、ひと叩きして型通りに腹周りが引き締まって来ており、上積みを感じる。今年は先行馬も少なく、好位を取れる脚質も有利に働くはず。瞬間的な切れ味勝負ではやや分が悪いものの、早めに先頭に並びかけるようなレースができれば、昨年に続いての好走も十分あり得るだろう。

インディチャンプ

(牡4、栗東・音無厩舎)

ステイゴールド
ウィルパワー
母父キングカメハメハ
通算成績11戦6勝
重賞勝利 19年安田記念(G1)
19年東京新聞杯(G3)
連対時
平均馬体重
461kg (最高:470kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重476kg
POINT
正方形に近いシルエットを披露しており1800m戦にも十分対応可能だが、マイルへの距離短縮は前進材料と言える。前脚がやや短めでピッチの速い走りをする一方、真っ直ぐに伸びた直飛は良い脚を長く使うのに適した造り。重心がやや前傾気味でスピードの乗りが良いため、本質的には高速決着、スピードの持続力勝負に向く印象がある。腹周りをふっくら見せがちな馬ではあるが、それを加味しても毎日王冠は余裕のある体つき。今回はスッキリと見せているように引き締まっており、ひと叩きされた効果を感じる。

グァンチャーレ

(牡7、栗東・北出厩舎)

スクリーンヒーロー
チュウオーサーヤ
母父ディアブロ
通算成績40戦5勝
重賞勝利 15年日刊スポシンザン記念(G3)
連対時
平均馬体重
464kg (最高:480kg)
(最低:440kg)
前走時馬体重472kg
POINT
フレームに対しての肉付きが良く、力強さを感じさせる立ち姿。腹袋が大きく発達しやすいロベルト系のスクリーンヒーロー産駒とあって、腹周りの造りは重厚感がある。高速決着よりも時計が掛かる条件でパフォーマンスを上げてきそう。飛節も「く」の字に折れている曲飛で、一瞬の加速力も秘めている。7歳馬でも豊富な筋肉量と馬体の張りをキープしており、トモの半腱半膜様筋にも明瞭なスジが浮き上がっている。スワンSを叩いた上積みも大きい。
今週のイチオシ

クリノガウディー

(牡3、栗東・藤沢則厩舎)

スクリーンヒーロー
クリノビリオネア
母父ディアブロ
通算成績9戦1勝
連対時
平均馬体重
488kg (最高:492kg)
(最低:480kg)
前走時馬体重484kg
POINT
腰高な印象があった春の立ち姿と比較してキ甲に伸びが見られ、全体のバランスが整ってきた。トモの膨らみも増してきており、クビ~肩周りの肉付きも良い。父の産駒らしく腹袋の発達も目立ち、パワーを感じさせる馬体を披露している。折りの深い曲飛で瞬間的に速い脚を繰り出すことができるため、インコースや馬群を割るような追い込みも可能なはず。時計が掛かり、かつ内目を通った馬が強いマイルCS向きの馬体構造と言えるだろう。筋肉の輪郭も明瞭に浮き上がり、1週前の時点でわずかに肋骨が感じられるムダ肉の無い馬体に仕上げられている。GⅠでも好勝負できると見た。

ダイアトニック

(牡4、栗東・安田隆厩舎)

ロードカナロア
トゥハーモニー
母父サンデーサイレンス
通算成績11戦6勝
重賞勝利 19年毎日放送賞スワンS(G2)
連対時
平均馬体重
474kg (最高:482kg)
(最低:468kg)
前走時馬体重476kg
POINT
胴が詰まり気味で、背中が短く映る瞬発力タイプ。クビも短めで一完歩の回転も速いため、マイルよりもスプリントに適性があると見ている。キングマンボ系の特徴とも言える横幅が広い、容量の大きなトモを有しているが、まだこれからパンプアップしてきそうな雰囲気。バランスの良さと肉付きからスピードタイプの印象があるため、パワー型が有利なマイルCSへの適性は高くないと見ているが、成長段階にある中で重賞を勝ち切ったことからも素質はかなり高い。後躯の筋肉が更に強化されれば、スプリントG1で勝ち負けできる逸材と見ている。毛艶にも光沢があって体調の良さを感じさせ、現状のベストと言える好仕上がり。

ダノンキングリー

(牡3、美浦・萩原厩舎)

ディープインパクト
マイグッドネス
母父Storm Cat
通算成績6戦4勝
重賞勝利 19年毎日王冠(G2)
19年共同通信杯(G3)
連対時
平均馬体重
452kg (最高:454kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重454kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった胴の造りで、瞬発力に長けている。飛節の折りも緩やかにカーブした曲飛で、後肢の回転力に優れている。この2つの特徴と、フレームに対して豊富な筋肉量が組み合わさることにより、現役屈指の鋭く切れる末脚を発揮できると考えている。全体的に素軽さが前面に出たスピードタイプの印象が強い。現役でもトップクラスの能力を有している馬と考えているが、パワータイプが強いマイルCSの過去好走馬とは若干イメージがズレる。前走は休み明けながらキッチリと仕上がっていたため劇的な変化は感じられないものの、筋肉の張りは良化している印象で、状態に関しては文句なし。
今週のイチオシ

ダノンプレミアム

(牡4、栗東・中内田厩舎)

ディープインパクト
インディアナギャル
母父Intikhab
通算成績9戦6勝
重賞勝利 19年読売マイラーズカップ(G2)
19年金鯱賞(G2)
18年報知杯弥生賞(G2)
17年朝日フューチュリティ(G1)
17年サウジアラビアRC(G3)
連対時
平均馬体重
493kg (最高:508kg)
(最低:476kg)
前走時馬体重508kg
POINT
バランスが整った美しいシルエットに、豊富な筋肉量を有している現役屈指の好馬体。スピードを生かす競馬に持ち込みつつ、一定レベル以上の瞬発力で後続馬を置き去りにするのがこの馬のスタイル。今回は先行馬が少ないため、展開的にも持ち味を存分に活かせる流れになりそうだ。腹袋が発達しているのは母父ロベルト系の特徴で、スピード勝負を得意とする。マイルCSのようなパワーを要するレースへの適性も高く、天皇賞(秋)よりも条件は合うと見ている。前走時と比較してトモがボリュームアップしており、筋肉の張りも良化。馬体からは休み明けを激走した反動も感じられない。

プリモシーン

(牝4、美浦・木村厩舎)

ディープインパクト
モシーン
母父Fastnet Rock
通算成績12戦3勝
重賞勝利 18年関屋記念(G3)
18年フェアリーステークス(G3)
連対時
平均馬体重
485kg (最高:498kg)
(最低:470kg)
前走時馬体重506kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが長く見える伸縮性に優れた胴周りと、真っ直ぐに伸びた直飛。鋭く切れる脚を長く繰り出せる造りで、東京、新潟で好成績を残している点も納得できる。牡馬顔負けの馬格でもシルエットは牝馬らしく筋肉の付き方がなだらかで、パワーを要する舞台よりも、スピード勝負や高速決着に強いタイプの馬体と言えるだろう。基本的には持続力を生かして外から伸びてくる脚質であり、イン突きが決まりやすいマイルCSでは内枠が欲しいところ。前走は大幅に馬体重を増やしていたが、今回は腹周りに太め感もなく、動ける態勢に整っている。

ペルシアンナイト

(牡5、栗東・池江寿厩舎)

ハービンジャー
オリエントチャーム
母父サンデーサイレンス
通算成績20戦4勝
重賞勝利 17年マイルチャンピオンS(G1)
17年アーリントンカップ(G3)
連対時
平均馬体重
481kg (最高:492kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重492kg
POINT
背中がやや短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。身体の伸縮性に優れた形で、当レースの1・2着含めG1でも4度の連対はいずれもインコースや馬群を割って追い込んで来た。瞬間的に繰り出せる末脚のスピードは一級品で、マイルCSは長所が最大限に生かせる舞台と言って良い。腹袋もふっくらと発達しており、安田記念と比較して時計の掛かる、パワーを要する条件も合っている。トモのボリューム感は昨年、このレースを走った時と比較してやや物足りなく映るが、現状の力は問題なく発揮できそうだ。

マイスタイル

(牡5、栗東・昆厩舎)

ハーツクライ
ファーストナイナー
母父フォーティナイナー
通算成績22戦5勝
重賞勝利 19年函館記念(G3)
連対時
平均馬体重
457kg (最高:462kg)
(最低:450kg)
前走時馬体重464kg
POINT
折りの深い曲飛は父ハーツクライから遺伝したと考えられる特徴で、瞬間的な加速力に優れている。決め手勝負は苦手に見えてしまうが、胴の長さもやや詰まり気味で、サッと速い脚を繰り出せる造りと言えるだろう。脚を溜めれば十分に弾けそうな馬体。腹周りはふっくらと見せているが、これは母父のフォーティナイナーが発現した造りと言えるだろう。胸前の肉付きも良く、全体にパワーに秀でた体型でマイルCSへの適性は比較的高め。後肢の下腿部には網目状に血管が浮き上がっていて、馬体の張りを感じさせる好仕上がり。
今週のイチオシ

モズアスコット

(牡5、栗東・矢作厩舎)

Frankel
India
母父Hennessy
通算成績18戦5勝
重賞勝利 18年安田記念(G1)
連対時
平均馬体重
487kg (最高:498kg)
(最低:478kg)
前走時馬体重498kg
POINT
盛り上がるように発達した胸前の筋肉と、横幅が広く容量の大きなトモが際立つ、筋肉質な馬体。腹袋も大きく発達しており、全体に重厚感のあるパワーに秀でた体型。飛節もくの字に折れている曲飛で、一瞬の切れ味勝負に強い形。マイルCSを好走するにあたって重要なインや馬群を突いて伸びて来られる瞬発力を秘めており、開催後半でパワーを要する馬場状態も難なくこなせそう。昨年は13着と大敗しているが、4角で他馬と接触しバランスを崩していたので度外視できる。昨年の安田記念のように馬混みで末脚を溜めてこそ持ち味が活きるので、内目の枠を引きたいところだ。後肢の下腿部は近走で一番張りを感じさせ、ムダ肉のない好仕上がり。昨秋から不振が続いていたが、毎日王冠の立ち写真では筋肉の張りも戻って来ている。

レイエンダ

(牡4、美浦・藤沢和厩舎)

キングカメハメハ
ラドラーダ
母父シンボリクリスエス
通算成績10戦4勝
重賞勝利 19年エプソムカップ(G3)
連対時
平均馬体重
483kg (最高:486kg)
(最低:474kg)
前走時馬体重486kg
POINT
全体のシルエットは全兄レイデオロに近い雰囲気があるものの、兄よりも胴が詰まった体型をしていて、飛節の折りも深い曲飛。伸縮性に優れた胴と、回転力に秀でた後肢に豊富な筋肉量が組み合わさり、鋭い決め手を発揮することができる。ただ馬体のイメージはパワー型ではなく、素軽さを感じさせるスピード勝負に強い印象があるため、馬力勝負になった場合にどうか。繋ぎは立ち気味なので、荒れた馬場自体はこなせると見ている。肋骨が薄っすらと浮いた理想的な仕上がりで、トモの半腱半膜様筋にも明瞭なスジが浮いている。文句なしの状態と言って良さそう。
今週のイチオシ

カテドラル

(牡3、栗東・池添学厩舎)

ハーツクライ
アビラ
母父Rock of Gibraltar
通算成績8戦2勝
連対時
平均馬体重
472kg (最高:480kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重480kg
POINT
※立ち写真は2019年中京記念時
ハーツクライ産駒らしい曲飛節の構造で、瞬間的に速いスピードを繰り出せる造り。腹袋の発達が目立つ馬で、骨格に対して重厚感を示した立ち姿。パワーを要する条件にも適性があると見ている。前走の富士Sも馬群を割って追い込んで来ており、今回もロスなく立ちまわって来れば、インコースから最後にひと伸びすることが可能なはず。前走時点で春よりも筋肉量の増加が窺えたように、晩成傾向の強いハーツクライ産駒ということもあって、馬体の良化が著しい。マイルCSへのレース適性は高く、一発に期待するならこの馬。
出走予定馬すべての立ち写真が掲載されるとは限りません。
競馬ラボに掲載されている記事・写真・映像などの無断複製、転載を禁じます。