皆様、こんにちは!見るものを熱くさせる甲子園で全ての試合が終了しました。大阪桐蔭高校の春連覇という結果でしたね。私が住む滋賀県からは最多ともいえる3校が出場しましたが、残念ながら優勝することはできませんでした。しかし、膳所高校の躍進は見ているこちらもワクワクしましたね。日本の中でも有数の進学校である中、データを元に勝負し、甲子園出場の夢を叶えました。結果は負けてしまいましたが、ここまで来たことを誇りに思ってほしいと思います。それを糧に高校野球のモットーでもある文武両道の精神を貫いてほしいと思います。

さて、熱くさせたのは甲子園だけではありません。桜が綺麗に咲き誇る中、桜色の帽子をかぶったミルコとスワーヴリチャードが、阪神競馬場で行われた大阪杯を制しました。レース前のパドックでも非常に素晴らしい馬体を見せ、まだG1を勝ってないのは嘘ではないかと思ったほどでした。レースではスタート自体は出るも、二の脚がつかずに後方からに。しかし、ここでも他馬の情報を頭に入れていた鞍上は、早くならないかもしれないと腹を決めて焦らすことはしませんでした。

もちろん、促して前目のポジションをとることも可能だったと思います。しかし、それでは最後に使う脚がなくなることを分かっていたのでしょう。迎えた向正面から、想定通りのスローになると、一気にマクりにいきました。ハナを行くヤマカツライデンに並びかけると、ここでしっかりと抑えましたね。この技術は本当に難しいのですが、G1の1番人気でもやってのけるのがミルコだなと改めて思わされました。その勝負上で息を入れたことで、楽に迎えられた4コーナー。有馬記念の時の事象を頭に入れていたため、スっと内ラチに馬を寄せました。ラチに頼らせながら、土日で内目の芝が良かったことも頭にあったのだと思います。

スワーヴリチャード

その形のまま、追いかけるペルシアンナイトとアルアインを振り切りました。本当に神騎乗と呼ばれるのにふさわしいミルコ劇場でした。前走で違う競馬を教え、こういった展開になった時にも対応できるように準備させていた先見の目こそ、ミルコの一番の強みな気がします。その劇場に答えた馬の力も素晴らしい。全てがかみ合った勝利だったと思います。2着に入ったペルシアンナイトと福永君も素晴らしい騎乗でした。距離の不安があるだけに内でせこくせこく乗った後、ノースペースになるのを覚悟で勝ちにきたこの直線は、称賛されるべく騎乗だったと思います。アルアインの川田君もそうですし、多くの馬が素晴らしい競馬をしたレースだったと思います。

また、ドバイワールドカップデーは多くの日本馬が挑戦しましたが、残念ながらチームゴドルフィンの前に惨敗となってしまいました。しかし、日本を代表して挑戦した全頭にお疲れ様でしたと言いたいです。これから疲労との闘いとなると思いますが、この経験を無駄にしないことが、来年また世界と日本が戦うための糧になっていくと思います。

ドバイワールドカップ

2018年クラシックが今週の桜花賞で始まります。果たして桜は持つのか!?という心配はありますが、まずは何といっても無敗馬ラッキーライラックに注目が集まると思います。勝てばオルフェーヴル産駒として初のクラシック制覇にもなるだけに、非常に楽しみです。前回の競馬で石橋君も上手く会話をしながら乗っていましたし、あとは見えないプレッシャーに耐えられるか。そこがポイントになると思います。

その他では出世レース・シンザン記念を圧巻の走りで制したアーモンドアイにも注目です。金曜日に雨予報もありますし、馬場が悪くなっても大丈夫というところは更なる加点になるかもしれません。鞍上のルメールは全牝馬G1制覇に王手をかけているだけに、気合が入っていると思います。その時点としてはリリーノーブルマウレアアンヴァルレッドレグナントにもチャンスがあると思います。桜の女王に輝くのはどの馬か!?阪神競馬場で、その目で確認してください!!