【毎日王冠】ダークシャドウが人気に応えて重賞連勝!

トピックス

11年10月9日(日)、4回東京2日目11Rで第62回毎日王冠(GⅡ)(芝1800m)が行なわれ、道中、後方からレースを進めた福永 祐一騎手騎乗の1番人気・ダークシャドウがゴール寸前で差し切り優勝。勝ちタイムは1.46.7(良)。

クビ差の2着に、先に抜け出していた2番人気・リアルインパクト(牡3、美浦・堀厩舎)、3着には外から脚を伸ばした5番人気・ミッキードリーム(牡4、栗東・音無厩舎)。重賞での同厩決着は、6月の安田記念以来、今年2度目の快挙となる(ともに堀厩舎)。

勝ったダークシャドウは、今年2月にはまだ1000万条件を走っていたが、格上挑戦で臨んだ大阪杯でヒルノダムールとハナ差の2着。続くエプソムCで重賞初勝利をマークしていた。今回の勝利で東京コースは5戦5勝。次走に予定している天皇賞(秋)でも好走に期待がかかる。馬主は飯塚 知一氏、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「暗い+冠名」。

1着 ダークシャドウ(福永騎手)
「前回は意識的にポジションを取りに行きましたけど、今日は出たなりで、この馬本来の切れ味を生かそうと思っていました。前残りしやすい馬場状態でしたけど、少頭数なのでやれると思いました。直線は狭いところに入って厳しい競馬になりましたけど、ヒルまずによく頑張ってくれました。抜け出すときの脚も速いし、気持ちの良い勝ち方でした。エプソムカップの頃よりも精神的にも肉体的にも良くなっているので、今後が楽しみです」

2着 リアルインパクト(岩田騎手)
「1800でもリラックスしていて、レースも上手でした。休み明けでも状態が良かったです。反応も良く、折り合いもつく賢い馬です。3ハロン手前から行きましたけど、待てば良かったかもしれませんね」

3着 ミッキードリーム(和田騎手)
「入れ込みもあってゲートがもうひとつでした。理想ではもうひとつ前のポジションでレースをしたかったですね。それでも、いつも通りの仕掛けで追い出しましたけど、最後までよく伸びてくれました。左回りは問題ありませんでしたが、初めての東京競馬場で物見をしていたので、今後はその点が課題ですね」

4着 エイシンアポロン(田辺騎手)
「ブランクがあってもこれだけやれるんですから、能力が高いですね。跨がった感じ、体がコロッとしていて太いかと思いましたけど、反応もなかなか良かったです。競馬の上手な馬ですよ」

5着 セイクリッドバレー(丸山騎手)
「出していっても前に行けないので、展開がハマるのを待つしかないですね。それでも、このメンバー相手によく走っていますよ」

6着 ダノンヨーヨー(北村友騎手)
「今日はポジションが後ろになってしまった分ですね。切れ味はここでも見劣らないと思います」

7着 ナリタクリスタル(武豊騎手)
「今日は真面目に走っていましたし、内容は良かったですよ。よく頑張っています」

8着 シルポート(小牧騎手)
「良いペースで逃げられたし、上手くハミも抜けたんですけどね。ペースが落ちて団子状態になった分、上がりの脚がないと厳しかったかな。この馬も止まってはいないんですけどね」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

ダークシャドウ
(牡4、美浦・堀厩舎)
父:ダンスインザダーク
母:マチカネハツシマダ
母父:Private Account
通算成績:9戦5勝
その他の重賞勝利:
11年エプソムカップ(G3)


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。