≪天皇賞(秋)≫トーセンジョーダンなどレース後のコメント

トピックス

1着 トーセンジョーダン (N.ピンナ騎手)
「来日した当初から日本のGⅠを勝つのが夢でしたので本当に嬉しいです。今日はまるで機械を操っているかのような感じでした。パドックで乗った時も、朝調教で跨った時よりもよくなっていて、素晴らしいデキでしたので自信をもってレースに臨むことができました。

レースは後方からでしたが、抜群の手応えでした。とても速い流れでしたが、離されずについていけましたね。この馬にとっては、もう少し距離があった方がいいと思っていただけに、スタミナ勝負になったのはよかったです。

残り200mほどで勝ちを確信しましたが、ゴール時に自分でも実況をまねて“ゴールイン”と言ってしまったほど興奮しました。イタリアでもGⅠを勝ったことがなかったのに、こんな浅いキャリアで天皇賞を勝つことができたのは今後の大きな励みになりました。今後も自信を持って乗っていきたいと思います」


(池江泰寿調教師)
「スタート後はいいポジションが取れず、これは苦しいと見ていました。ただ、ペースは速く、これならばチャンスがあるかもしれないと思い直しましたよ。それにしても、前にいた実力馬のダークシャドウやブエナビスタらを交せるとは。トゥザグローリーとワンツーもありそうなシーンがあり、興奮しましたね。

もともとクラシック候補と見ていた馬です。裂蹄による長期休養に阻まれ、出世が遅れてしまいましたが、ずっとトップクラスだと信じていました。ここでそれを証明できてうれしいですよ。

今後は予定どおり、ジャパンCへと進ませる予定です。まだ挑戦者のつもりで臨みますが、距離は長いほうがいい。ピンナ騎手が帰国しますので、鞍上はオーナーと相談して決めたいと思います。トゥザグローリーもJCへ。次は良くなるはずですよ。その後の有馬記念ではオルフェーヴルも加わりますし、楽しみが広がります」


2着 ダークシャドウ(F.ベリー騎手)
「以前に跨った当時より馬が大人になり、この舞台でも勝てる手応えを感じていた。いいスタートが切れ、ポイントだと思っていた2コーナーもうまく入れた。思いどおりのポジションだったし、道中もスムーズだったよ。いい競馬はできたが、あと一歩届かなかったね」


3着 ペルーサ(横山典騎手)
「これははまったと思ったのに。でも、休み明けだからね。確かな能力は示せたと思う」


(藤沢和雄調教師)
「最後は一杯になったけど、よく走っていると思う。しっかり稽古を積んだつもりだが、まだ甘かった。次はがんばります。出れないかもしれないが、ジャパンCに登録するよ」


4着 ブエナビスタ(岩田騎手)
「状態は戻っていた。コンディションの問題ではないよ。4コーナーで行き場をなくしたし、ゴール前でも寄られて怯んでしまった。多くのファンの期待に応えられず、申し訳ない」


5着 トゥザグローリー(福永騎手)
「あまりに人気がなく、そんな馬じゃないと内心は期するものがあった。よくがんばってくれたし、次は良くなる」


7着 ナリタクリスタル(武豊騎手)
「短距離戦のようなペース。馬場も硬い。そんな条件のなか、よく健闘してくれた」


8着 ミッキードリーム(和田騎手)
「いい位置を取れたが、流れが速く、早めに脚を使うかたちとなった」


9着 ジャガーメイル(四位騎手)
「この馬も直線は脚を使っているんだ。距離がほしいね。もっと前へ行きたかったが、馬がベテランだから、余計なことをするなと言っているみたいだった」


10着 ローズキングダム(I.メンディザバル騎手)
「思ったとおりの位置取り。乗っていて、速いペースが応えている兆候もなかった。でも、直線では急激に止ってしまったよ。スピード競馬に戸惑ったのかな」


14着 アーネストリー(佐藤哲三騎手)
「大外枠だと、内とは5完歩くらいは違う。位置を取りにいき、この馬のかたちに持ち込めたとはいえ、やはり時計ひとつは無理をしているよ。常にプレッシャーをかけられ、息を入れることができなかった。決して力負けだとは思っていない」


15着 ダノンヨーヨー(後藤騎手)
「1コーナーで寄られ、ラチに接触する不利。リズムに乗れなかったよ」


16着 シルポート(蛯名騎手)
「引き付けない逃げは作戦どおり。でも、かなり飛ばしたつもりなのに、他馬が意外と早く追いかけてきたよ。この結果は仕方がない」


【このレースの全着順・払戻金はこちら】

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。