【東スポ杯2歳S】クラレント・橋口調教師インタビュー

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兄弟馬のリディルが同じ小牧太騎手とのコンビでマイルチャンピオンシップに出走。陣営としては前日に弾みをつけてGⅠに臨みたいところだが、土曜の東京スポーツ杯2歳Sで主役となるクラレント(牡2、栗東・橋口厩舎)について橋口弘次郎調教師にその可能性を伺った。

-:デビュー戦前は慎重なコメントだった記憶があるクラレントですが、鮮烈な競馬で快勝した内容を振り返っていかがでしょうか。

橋:あのレースを見た時点で、この夏に使う馬じゃないと思いました。クラシックを睨んでいける馬だと確信しましたよ。だからすく放牧に出して、デイリー杯が目標。それもイメージしたとおりに勝ってくれたしね。

-:ここからはローズキングダムと同じローテーションですね。

橋:ここを勝ち、大手を振って朝日杯に向かいますよ。日曜のリディルもそうだけど、この馬も十分な手応えをつかんでいる。競馬ファンの皆さんが一番人気にもしてくれるだろうし。

-:兄弟馬で似ている部分、違った部分というのはあるのですか。

橋:一見は同じ栗毛で似ているけれど、細部を見るとクラレントのほうが胴長で、長い距離にも対応してくれるんじゃないかな。性格も違いますよ。今でこそ大人になってきたけどリディルの気性は相当激しい、一方クラレントはどちらかというとおっとり型だから。

-:今週の追い切り(栗東坂路4F54秒0-13秒3)の動きはどうでしたか。

橋:これもリディルと違って、レース振りから考えられないくらい攻め馬は動かない。大きなストライドで走る馬だから、コースなら動くんだろうけど。ただ、そういう馬だから時計が遅いのは心配していません。

-:小牧太騎手ともども、今週も重要な2日間になりますね。

橋:滅多にないことだと思いますし、プレッシャーに負けないように頑張りますよ。先週はオリービン(京王杯2歳S・3着)が重賞級の力を見せてくれたし、次はあの馬を500万で勝たせて、クラレントもここを勝って2頭で朝日杯に進む予定です。