アプリコットフィズが牡馬を一蹴!…キャピタルS

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11年11月26日(土)、5回東京7日目11Rでキャピタルステークス(芝1600m)が行なわれ、田中 勝春騎手騎乗の1番人気・アプリコットフィズが優勝。勝ちタイムは1.32.9(良)。

2着には1/2馬身差で7番人気・ガルボ(牡4、美浦・清水英厩舎)、3着には5番人気・マイネルラクリマ(牡3、美浦・上原厩舎)が続いて入線。2番人気ゴールスキーは12着、3番人気レッドスパーダは6着に敗れている。

勝ったアプリコットフィズは昨年の秋華賞3着以降、低迷が続いていたが、今年9月の京成杯AHで2着好走。続く富士Sでも後のマイルCS馬エイシンアポロンの2着。復調をアピールしていた。馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「カクテル名」。社台サラブレッドクラブでの募集総額は1800万円。

1着 アプリコットフィズ(田中勝騎手)
「いい位置に付けられ、直線も狭いところを割れた。ここで負けたら笑われる。勝たないといけない一戦だった。久々に緊張したなぁ。でも、馬は余裕がありすぎるくらい。だんだん精神面が落ち着き、成長を感じるね。もう言うことははないよ」

(小島太調教師)
「京成杯オータムH(2着)は、不利な中山の外枠。富士Sだってクビ差の2着だったし、勝ち馬(エイシンアポロン)がマイルCSでGⅠウイナーとなっている。オープン特別とはいえ、きょうも非常に中身が濃いし、能力を再認識できたよ。内に入れて、じっと脚をためるかたちがいいね。来年が楽しみになった」

2着 ガルボ(石橋脩騎手)
「ゲートをすっと出たうえ、うまく折り合いを付けることができました。伸び脚もすばらしかったですよ。なんとか勝たせたかったのですが、勝ち馬は一枚上でしたね」

3着 マイネルラクリマ(吉田豊騎手)
「直線で馬群を割ろうとしたとき、勝ち馬に入られてしまった。追い出してからの反応が遅いタイプだからね。外へ立て直して追い込み、長く脚を使っているだけに残念だよ」

4着同着 エアラフォン(I・メンディザバル騎手)
「ゲート内でじっとせずに出遅れ。もう少し前で運びたがった。外へ出すとやめる傾向があるので、直線もインへ。脚を余すかたちになったよ。運がなかった」

4着同着 コスモセンサー(柴田大騎手)
「最後の最後で甘くなりましたが、よくがんばっています。状態が上がっていたのでしょう。いいタイミングで乗せてもらいました」

6着 レッドスパーダ(横山典騎手)
「久々で重いぶん、止ってしまったね。でも、いつもどおり、抜群のゲートセンスは見せたし、ずいぶん息遣いが良くなってきた。次は変わるよ」

12着 ゴールスキー(M・デムーロ騎手)
「ゲートを出るとき、落鉄してしまった。それが影響したのか反応が悪かったね」

14着 ドリームゼニス(後藤騎手)
「頭を上げたタイミングでゲートが開いてしまった。道中の反応も本物じゃなかったね。かかっていく馬がハミを取らなかった。大型の久々。使いながらになるだろう」

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アプリコットフィズ
(牝4、美浦・小島太厩舎)
父:ジャングルポケット
母:マンハッタンフィズ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:14戦4勝
重賞勝利:
10年クイーンステークス(G3)
10年デイリー杯クイーンC(G3)


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