【フィリーズR】叩き上昇!プレノタート「張りも出てきた」

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3月7日(水)、11(日)日に行われるフィリーズレビュー(G2)に出走予定のプレノタート(牝3、栗東・牧浦厩舎)を管理する牧浦充徳調教師の調教後コメントは以下の通り。

-:前走のクイーンCは阪神JFに続いて、7枠からのスタートとなりました。

牧浦充徳調教師:毎回も外枠が当たって、スタートはあまり良くなかったのですが、道中は折り合いもついて、終いを伸ばしているので、一戦一戦、この馬も成長しているんじゃないかと思います。

-:スタートに関しては阪神JFに比べれば、良かったですね。

牧:そうですね。道中も無理なく運びましたが、ペースも遅かったので、外目からジワジワと進出して、最後は伸びていましたからね。もうちょっと前も速い流れだったら、際どい競馬になっていたんじゃないかと思います。

-:ここ2走はしっかり走っていますね。

牧:そうですね。今までは精神的に不安定なところはみせていて、調教の動きが競馬に結びつかずに500万下を勝つまでは、なかなかパッとしないところがあったのですが、ここのところは精神面でもオン・オフしっかり切り替えて走れていますので、順調に来ていますね。

-:その前走のクイーンCですが、当日の馬体重がマイナス12キロでしたが。

牧:これはちょっと誤算でした。その週に栗東で量った時より、10キロくらい減っておりまして。でも、太目感はなかったですし、競馬でもしっかり走って来られたので。その馬体が減った分も今は回復して、450キロ台では競馬に出られると思いますので、今のところ問題ないと思います。

-:これまでも新潟に出張に行ったりしていて、東京での競馬でしたから、陣営としても少し安心していた部分も。

牧:女の子にしては飼葉も食べてくれる方ですし、正直、体重を見た時はビックリしました。でも、パドックでも落ち着いて歩いていましたし、ヒ腹のお肉は若干寂しいところはありましたが、トモは落ちていなかったですし、どうにかギリギリな体でしたけれど、問題はなかったです。

-:そして、レース後から今に至るまでを教えて下さい。

牧:先週、安藤さん(安藤勝己騎手)に坂路で跨ってもらいました。今の坂路の馬場はもの凄く時計が掛かるような状態なので、いい動きは出来ませんが、前回もそんな直前の動きの中で、脚はつかっていましたし、そのあたりは問題ないかと思います。今日(7日)もCWコースで安藤さんに跨ってもらいまして、馬場(コースで)での馬の状況の確認と、テンションを上げないようにサラッと終い重点で確認しました。

-:安藤騎手は何か言っていられましたか?

牧:「道中の折り合いはしっかりついて、ゴーサインを出せばしっかり反応しているし、軽い馬場ならば、もっと反応できるんじゃないか」とのことだったので、好感触を掴んでもらっていた感じです。

-:今回ですが、休み明けの馬が多い中、一戦叩かれての臨戦です。

牧:今の賞金が900万円で、本番へ向かうには微妙なラインなので、なんとかここで、最低でも3着以内に入って、万全の状態で臨めたらと思います。

-:一度叩かれた上積みは感じますか?

牧:前走を叩かれた効果で張りも出て来まして、特にトモの筋肉もモリモリとしてきたので、当日、いい状態で臨めると思います。

-:安藤騎手には当日、何か指示はされますか?

牧:もうGIをいくつも勝たれているような超一流のジョッキーなので、特にお願いすることもないです。調教である程度は感触も掴んで貰っていますので、あとは競馬に行ったら、任せるだけです。

-:しかしながら、競馬を使って少しずつ遊んでしまう面は解消されてきたように感じます。

牧:そうですね。一戦一戦、馬の精神的に成長していますし、まだ、尻尾を振りながら、遊んでいるようなところはありますが、その中でも、終いあれだけ脚は使ってこられていますし、まだまだ馬も気持ちの面で余裕があるのだと、プラスの方でとらえております。

-:今回、馬体重的にはどれくらいで考えていますか?

牧:前走が440キロくらいでしたので、できれば450キロ台に戻せればと思います。

-:それでは桜花賞へ向けてお願いします。

牧:最低でも3着以内に入りたいですね。できれば勝ちたいですけれど……。厩舎もまだ若い厩舎なので、勢いに乗れたらと思いますが、ここでなんとか勝って、厩舎の方共々、大きいところを狙っていけるような厩舎になれればと思いますので、応援のほど、よろしくお願いいたします。

クイーンC出走時のプレノタート