父譲りの末脚でパララサルー3連勝で桜花賞へ…アネモネS

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12年3月10日(土)、2回中山5日目11Rでアネモネステークス(芝1600m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の1番人気・パララサルーが優勝。前走の再現VTRを見るかのような差し切りで、見事、桜花賞の切符を掴み獲った。勝ちタイムは1:39.6(不)。

2着には1 1/4馬身差で10番人気・マイネエポナ(牝3、美浦・斎藤厩舎)、3着には15番人気・クッカーニャ(牝3、栗東・西園厩舎)が続いて入線した。 なお、2着までの各馬が桜花賞の優先出走権を獲得している。

勝ったパララサルーは新馬戦こそ2着だったが、未勝利戦を出走メンバー中、上がり3F最速の末脚で快勝。前走の菜の花賞も稍重の馬場を物ともせず豪快に差し切っており、これで3連勝となった。
同馬の母・タンタスエルテはチリのG1馬という血統。馬主は株式会社 G1レーシング、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「健康の為に(西)」。

1着 パララサルー(北村宏騎手)
「道中はどうなることかと思うような手応えでした。もう3コーナーでステッキが入って、マズいかなと思いましたけど、直線ではいつもの伸びで、良い脚を使ってくれました。いつも大人しくて冷静なところが長所です。良い馬ですし、このまま順調に行って欲しいですね」

2着 マイネエポナ(鈴木調教助手)
「前走に続いて道悪をこなしてくれました。上手く先行出来ましたし、競馬の上手な馬です。今日も抜け出してからソラを使っていたので、桜花賞までには矯正していきたいです」

3着 クッカーニャ(武士沢騎手)
「こういう馬場が得意そうではないので、外を回りました。あそこまで行ったら交わしたかった…、残念です」

4着 セコンドピアット(松岡騎手)
「切れがあるのは分かっていたので、一発に賭けました。馬を気にするところがあるので、馬群で出入りのある競馬をしたくなかったから、後ろから行きました。良い脚を使っているし、まだまだ良くなってきますよ」

5着 トーセンベニザクラ(津村騎手)
「切れ勝負の馬なので、ここまで馬場が悪いと良くないですね。直線ではガチャガチャになって、ノメっていました。それでも5着にきていますし、叩き台としては良かったと思います」

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パララサルー
(牝3、美浦・国枝厩舎)
父:ディープインパクト
母:タンタスエルテ
母父:Stuka
通算成績:4戦3勝


撮影:武田明彦

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