スピルバーグ(牡3、美浦・藤沢和厩舎)
藤沢和雄調教師のコメント
「プリンシパルステークスはずいぶんと後ろからのレースになりましたが、よく差し切ってくれたと思います。性格がおっとりしている穏やかな馬で、入れ込むことがないので長い距離は合いますよ。のんびり屋さんで2400、2400と続くとレースで手を抜くようになるので、2000メートルを使ってピリッとさせてきました。レース後の疲れは取れましたし、体調は良い状態をキープしています。金曜日の1週前追い切りは軽めの内容でしたが、その分長めに乗りました。この後は日曜日に坂路で乗って、レース週の木曜日に調整すれば十分だと思います。
強気で臨んだシンボリクリスエスでもゼンノロブロイでも勝てなかったように、ダービーは簡単に勝てるレースではありません。挑戦者の立場ですが、スピルバーグもクリスエス、ロブロイに負けないぐらい完成度の高い馬なので、頑張って欲しいですね」

フェノーメノ(牡3、美浦・戸田厩舎)
戸田博文調教師のコメント
「青葉賞は馬場が良かったことと良いペースで競馬が出来たこともあって、好時計で勝てました。東京コースで結果が出ているのはたまたまだと思いますが、蛯名騎手の言葉を引用すれば、トビが大きくて、追い出してからトップスピードに乗るまで時間がかかるので、東京コースが合うんだろうと思います。
木曜日の1週前追い切りは、予定より時計が遅くなりましたが、蛯名騎手の感触は良かったようなので、それは良かったです。速いところをやれなかったので、週末に微調整をするのも選択肢のひとつですが、それは馬の様子を見ながら決めていきたいと思います。
皐月賞組は強いですし、挑戦者としてやれることをやってレースに臨みます。皐月賞組と勝ち負けをするには、青葉賞の時計をあとふたつくらい詰めないと、と思っているので、そのぐらい状態を上げていけるように調整していきます」