23日、安藤勝己騎手が美浦トレセンに姿を見せた。

来週の安田記念に登録しているペルーサ(牡5、美浦・藤沢和厩舎)の追い切りに騎乗。
「終いだけ併せる形でした。まだ状態に物足りなさは残りますが、前走と比べると良くなっています」と感触を語った。

「最近はカーッとなって行ったり、気を抜いて止めてしまったり、性格がそのときそのときで変わりますし、まだ掴み切れていないところがあります。能力はこんなものではありませんよ。最近は一回息を入れるとハミがかからなくなるので、一本調子の競馬をさせてもいいかもしれませんね」とレースに向けて見通しを語った。

また、今週の日本ダービーで騎乗予定のヒストリカル(牡3、栗東・音無厩舎)についても取材に応じた。
「自分が初めてレースで乗せてもらったときには緩さを感じましたが、次のきさらぎ賞では馬が良くなってきたな、変わってきたなと思いました。前走の毎日杯はスタートも出られるようになりましたし、道中も楽について行けましたし、勝ちっぷりも良かったですね。
半兄のカンパニーとはタイプが違いますよ。カンパニーはピッチ走法でいかにも切れる馬という感じでしたが、ヒストリカルは緩くてゆったりしているので、2400mも合うと思います。意識してスタート後に出して行っていないこともありますが、今のところ最初の2ハロンぐらいは出て行かないので、折り合いも大丈夫だと思います。
毎日杯は思いのほか道悪に対応してくれましたけど、良馬場の方がいいと思います。今のところは溜める競馬が合っていると思いますし、距離に泣かなければ終いは確実にきますよ。一戦一戦進歩しているし、楽しみです」と自身2度目のダービー制覇に向け、意欲を見せた。