【日本ダービー】尾関師「競馬ファンの時には徹夜をして並んでいた」

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23日、日曜東京10レース・日本ダービー(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、NHKマイルカップ16着のモンストール(牡3、美浦・尾関厩舎)は、柴田善臣騎手を背にポリトラックコースで追われ、5F66.6-51.0-37.4-11.8をマークした。

追い切りに関して、尾関知人調教師
「春シーズン最後の目標のレースなので、長めからしっかりやっておきたいと思っていました。負荷をかける為に、先行馬に外から並びかける形でしっかりとやってくださいと柴田騎手にお願いをしましたが、時計もイメージ通りですし、終いの反応も良かったので、満足のいく内容でした。
柴田騎手には、NHKマイルカップ後に初めて乗ってもらいましたが、疲れが出やすいトモの状態も問題なく、トモに関しては前走よりも良いぐらいだと言ってくれました」とコメント。

「前走は、最後の直線では何も出来ませんでしたし、ほとんど競馬が出来なかったので、参考外の一戦と考えてもらえれば、と思います。中2週続きなのでどうかと思いましたが、前走は競馬が出来なかった分、レース後の回復も早かったです。中間はダービーに向けて距離を意識した内容の調教をしてきました。
1週前追い切りは、前走がゴチャついた競馬だったので、馬自身が競馬で走るのがイヤになったら困ると思って、集中出来るようにチークを着けました。単走でしたが、しっかりと走っていて良い動きでした。今回は距離が2400mに延びるので、レースではチークを着ける予定はありません。この春は馬場に泣かされたり不利があったりと、この馬のポテンシャルを全部発揮するようなレースが出来ていませんが、暖かくなって馬の調子も良くなっていますし、その辺りに期待しています。
2400mは体験したことがないので何とも言えませんが、能力はヒケを取らないと思いますし、持続力のある瞬発力を生かせる競馬になれば十分やれると思います。ダービーは、自分が競馬ファンのときには毎年のように徹夜をして並んでいたレースです。今年、念願が叶ってこの舞台に管理馬を送り出すことが出来るので、厩舎一丸となって頑張りたいと思います」と意気込みを語った。