【日本ダービー】アルフレード「万全の態勢で仕上げた」

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23日、日曜東京10レース・日本ダービー(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、NHKマイルカップ2着のアルフレード(牡3、美浦・手塚厩舎)は、武豊騎手を背に坂路コースで追われ、4F52.1-37.3-23.7-11.5をマークした。

追い切りに関して、手塚貴久調教師
「坂路で2本やって、1本目は普通キャンター、2本目はエチゴイチエをマークする形で、最後の1ハロンに加速するイメージの内容でしたが、見ていて良い動きだなと思いました。
ストライドが大きく、見た目以上に速い時計が出るということで状態の良し悪しが分かりますが、今回も見た目以上に時計が速かったので、状態は良いと思います」とコメント。

「今年初戦のスプリングステークスが不甲斐ない結果でしたが、前走はレース間隔も十分開いて状態もある程度戻っていたので、無様な競馬はしないと思っていました。枠順や馬場状態など、運がありませんでしたけど、復調の片鱗は見せてくれましたね。馬の精神面でも、自分はやっぱり走れるんだ、と前向きなイメージが出来たのは良かったと思います。
硬い馬場の得意な馬ですが、硬い馬場で走ると疲れが残りやすいので、前走は直前の大雨で馬場が軟らかくなった分、中2週でも疲れを残さずダービーに使える、と良い方に捉えています。暖かくなって毛ヅヤも良くなってきましたし、今期3戦目になりますが、状態は一番良いですよ。これまで1600mまでしか勝っていないので、2400mは未知の距離ですし、厳しいコース条件だと思いますが、それでも逃げずにチャレンジしたくなる魅力がこの馬にはあります。
今日の追い切りで武豊騎手に乗ってもらいましたが、馬が緩いと言っていました。そういう緩さを感じさせるところに来年、再来年ともっと良くなって来るイメージがありますし、この成長途上の段階でこれだけの成績を残しているわけですから、力があるんだなと思います。折り合い面でも、武騎手が、かかる面はあるけどすぐにおさまると言ってくれたので、それほど気にしなくていいかなと思います。
凄い成績を残してきているジョッキーなので、どんなレースをするかはお任せします。具体的なレースのイメージはありませんけど、パンパンの良馬場でやってもらいたいですね。一生に一度の大舞台に向けて万全の態勢で仕上げたので、あとは能力を発揮してくれれば、と思います」と意気込みを語った。



意気込みを語る手塚調教師

報道陣に対応する武豊騎手