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【日本ダービー】グランデッツァ「東京はふさわしい舞台」
2012/5/24(木)
23日(水)、栗東トレセンで行われたグランデッツァ(牡3、栗東・平田厩舎)を管理する平田修調教師の日本ダービー(G1)共同会見は以下の通り。
-:まずは皐月賞のレースぶりから、あらためて振り返っていただきたいんですが、いかがでしょうか。
平田修調教師:結構自信を持って挑みはしたんですけども、下が思った以上に悪くて、「あの馬の能力は出し切れなかったかな」っていう競馬でしたね。
-:大外枠でもありましたし、「ちょっと不利な条件が重なってしまったかな」っていう。
平:まあ、はじめに引いた時はある程度前に行けると思っていたので、そんなに枠順自体を心配することはなかったんですけど、当日の馬場が……、前日に大雨が降って、当日はわりと晴れていて、で、ちょっと変な乾き方をしていたみたいで、それでちょっと脚を取られるような馬場になっちゃって、前に行けなかったんでね、前に行けなかったら、あの枠順だとちょっと苦しい競馬になりましたね。
-:その皐月賞の後、馬の雰囲気、状態というのはいかがですか?
平:そうですね、あれだけ負けたのも初めてなんで、馬は肉体的にももちろんそうですし、精神的にもショックを受けてるのかなと思っていたんですけど、案外ダメージなさそうだったんで、ホッとしたんですけどね。
-:この中間も非常にいい動きを見せていたと、うかがっていますが。
平:そうですね、今回、中5週あったんで1回緩めて疲れを取ってやって、そこからまた1から上げて行ったという形を取ったんで、「週ごとに良くなってきているな」っていうのがわかりましたね。
-:そして今日の最終追い切り、CWコースで行われました。どういったところに主眼を置かれたんでしょうか?
平:追い切りをやる時はいつも、“あまりやりすぎず、かといって軽くなりすぎず”というのを大体頭に置いてやるんですけど、今日もそんな感じで池添君に言っていて、で「ちょっと重いなと思えばちょっとやってもいいよ」って話はしてたんですけど、まあ見てのとおりで、いい動きだったと思いますね。
-:追い切りをご覧になっての手応えというのは、先生ご自身、いかがなんでしょう?
平:ここまで順調に来たし、体の造りもわりと余裕を持って造れたんで、先週今週とわりと馬場でやりましたけど、「良くなってきたな」っていう手応えはあります。
-:自信を持って、ダービーの舞台に送り出せるという、そんなところですか。
平:そうですね、状態に関しては自信を持って送り出すことができると思います。
-:さあ、その日本ダービー、舞台は東京の2400mです。この馬にとってやったことのない舞台ではあるとは思うんですけれど、そのあたりいかがでしょう。
平:今まで東京の経験がなかっただけのことで、「東京競馬場というのは、グランデッツァにとってふさわしい競馬場のひとつだな」と思っているんで。中山はちょっと馬場が悪くて、というか、あの馬自体があまりパンパンの良馬場でやったことがないんで、今度はどうも天気予報を見ていると良い馬場でやれそうなんで、本当に良い馬場でやった時の、しかも東京競馬場のような広いコースで、どういう競馬をしてくれるのか、期待してみようと思います。
-:皐月賞は1番人気でした、そこで5着。「このダービーで巻き返しを」という気持ちは非常に強いのではないかなと感じるんですが、いかがですか?
平:皐月賞は1番人気に支持していただきながら、5着という不本意な競馬に終わったんで。でも、ああいう着順になったからには、なっただけの理由があったと思うんで、あの時のリベンジという気持ちで、ずっとやってきました。
-:そして日本ダービー。競馬の祭典、ホースマンの栄誉という、この日本ダービーへの平田調教手の思いというのはどんなものなのか、お聞かせいただけますか?
平:競馬の世界で、数あるG1の中でも、ダービーというのは出走するだけでも栄誉なことなんで、そこにある程度人気になる馬を出走させることができるというのは、ホースマンとして、こんなに栄誉なことはないと思っていますんで、何とかいい競馬をしたいと思っています。
-:そして、この皐月賞からダービーの間に、G1トレーナーとなりました。厩舎の勢いとかもあると思うんですけれど、そのあたり、いかがですか?
平:カレンブラックヒルっていう彗星のように現れた馬が、アッと言う間にG1を勝ってしまいましたけど、ひとつ肩の荷が下りたというと、アレですけど、G1を一つ獲れて、今回のことに関して言えば、肩の力が抜けて挑めるかなと思います。
-:最後になりますが、あらためて、ダービーへ臨む意気込みをお聞かせください。
平:グランデッツァという馬のポテンシャルというのは、相当なものがあると思っていますので、皐月賞はちょっと不本意な結果に終わりましたけれども、日本一を決めるダービーという大舞台で、グランデッツァの力を皆さんの前で示せたらと思っています。
-:先ほど「東京の広いコースで、いい馬場で楽しみだ」とおっしゃりましたけど、2400mという距離延長に関してはいかがですか?
平:そうですね、距離のことはよく聞かれるんですけれど、確かに姉のマルセリーナなんかは、「マイルで」っていう競馬ですけれど、グランデッツァは体を見ていると、繋ぎも長いし、決してマイラーとか2000mまでの馬とか、そんな馬ではないと思っているので。まあ2400m、折り合いはつくので大丈夫だと思っています。
-:NHKマイルの時は、ゴール前けっこう冷静な気持ちで見られると思ってるとおっしゃってたんですけど、今回はどういうお気持ちで見ようと思ってるんですか?
平:ブラックヒルは、順調に階段を上がって行って最後にG1を勝ったっていう形で、まあ苦労が全くなかったわけではないですけれど、わりと順調にいってG1を獲れたっていうのはあります。グランデッツァに関して言えば、期待ははじめから高かったのに、わりと回り道をしてここまで来てるので、もし先頭で回ってくるシーンがあったとしたら、ちょっと普通の状態では見れないかとは思いますね。
-:まずは皐月賞のレースぶりから、あらためて振り返っていただきたいんですが、いかがでしょうか。
平田修調教師:結構自信を持って挑みはしたんですけども、下が思った以上に悪くて、「あの馬の能力は出し切れなかったかな」っていう競馬でしたね。
-:大外枠でもありましたし、「ちょっと不利な条件が重なってしまったかな」っていう。
平:まあ、はじめに引いた時はある程度前に行けると思っていたので、そんなに枠順自体を心配することはなかったんですけど、当日の馬場が……、前日に大雨が降って、当日はわりと晴れていて、で、ちょっと変な乾き方をしていたみたいで、それでちょっと脚を取られるような馬場になっちゃって、前に行けなかったんでね、前に行けなかったら、あの枠順だとちょっと苦しい競馬になりましたね。
-:その皐月賞の後、馬の雰囲気、状態というのはいかがですか?
平:そうですね、あれだけ負けたのも初めてなんで、馬は肉体的にももちろんそうですし、精神的にもショックを受けてるのかなと思っていたんですけど、案外ダメージなさそうだったんで、ホッとしたんですけどね。
-:この中間も非常にいい動きを見せていたと、うかがっていますが。
平:そうですね、今回、中5週あったんで1回緩めて疲れを取ってやって、そこからまた1から上げて行ったという形を取ったんで、「週ごとに良くなってきているな」っていうのがわかりましたね。
-:そして今日の最終追い切り、CWコースで行われました。どういったところに主眼を置かれたんでしょうか?
平:追い切りをやる時はいつも、“あまりやりすぎず、かといって軽くなりすぎず”というのを大体頭に置いてやるんですけど、今日もそんな感じで池添君に言っていて、で「ちょっと重いなと思えばちょっとやってもいいよ」って話はしてたんですけど、まあ見てのとおりで、いい動きだったと思いますね。
-:追い切りをご覧になっての手応えというのは、先生ご自身、いかがなんでしょう?
平:ここまで順調に来たし、体の造りもわりと余裕を持って造れたんで、先週今週とわりと馬場でやりましたけど、「良くなってきたな」っていう手応えはあります。
-:自信を持って、ダービーの舞台に送り出せるという、そんなところですか。
平:そうですね、状態に関しては自信を持って送り出すことができると思います。
-:さあ、その日本ダービー、舞台は東京の2400mです。この馬にとってやったことのない舞台ではあるとは思うんですけれど、そのあたりいかがでしょう。
平:今まで東京の経験がなかっただけのことで、「東京競馬場というのは、グランデッツァにとってふさわしい競馬場のひとつだな」と思っているんで。中山はちょっと馬場が悪くて、というか、あの馬自体があまりパンパンの良馬場でやったことがないんで、今度はどうも天気予報を見ていると良い馬場でやれそうなんで、本当に良い馬場でやった時の、しかも東京競馬場のような広いコースで、どういう競馬をしてくれるのか、期待してみようと思います。
-:皐月賞は1番人気でした、そこで5着。「このダービーで巻き返しを」という気持ちは非常に強いのではないかなと感じるんですが、いかがですか?
平:皐月賞は1番人気に支持していただきながら、5着という不本意な競馬に終わったんで。でも、ああいう着順になったからには、なっただけの理由があったと思うんで、あの時のリベンジという気持ちで、ずっとやってきました。
-:そして日本ダービー。競馬の祭典、ホースマンの栄誉という、この日本ダービーへの平田調教手の思いというのはどんなものなのか、お聞かせいただけますか?
平:競馬の世界で、数あるG1の中でも、ダービーというのは出走するだけでも栄誉なことなんで、そこにある程度人気になる馬を出走させることができるというのは、ホースマンとして、こんなに栄誉なことはないと思っていますんで、何とかいい競馬をしたいと思っています。
-:そして、この皐月賞からダービーの間に、G1トレーナーとなりました。厩舎の勢いとかもあると思うんですけれど、そのあたり、いかがですか?
平:カレンブラックヒルっていう彗星のように現れた馬が、アッと言う間にG1を勝ってしまいましたけど、ひとつ肩の荷が下りたというと、アレですけど、G1を一つ獲れて、今回のことに関して言えば、肩の力が抜けて挑めるかなと思います。
-:最後になりますが、あらためて、ダービーへ臨む意気込みをお聞かせください。
平:グランデッツァという馬のポテンシャルというのは、相当なものがあると思っていますので、皐月賞はちょっと不本意な結果に終わりましたけれども、日本一を決めるダービーという大舞台で、グランデッツァの力を皆さんの前で示せたらと思っています。
-:先ほど「東京の広いコースで、いい馬場で楽しみだ」とおっしゃりましたけど、2400mという距離延長に関してはいかがですか?
平:そうですね、距離のことはよく聞かれるんですけれど、確かに姉のマルセリーナなんかは、「マイルで」っていう競馬ですけれど、グランデッツァは体を見ていると、繋ぎも長いし、決してマイラーとか2000mまでの馬とか、そんな馬ではないと思っているので。まあ2400m、折り合いはつくので大丈夫だと思っています。
-:NHKマイルの時は、ゴール前けっこう冷静な気持ちで見られると思ってるとおっしゃってたんですけど、今回はどういうお気持ちで見ようと思ってるんですか?
平:ブラックヒルは、順調に階段を上がって行って最後にG1を勝ったっていう形で、まあ苦労が全くなかったわけではないですけれど、わりと順調にいってG1を獲れたっていうのはあります。グランデッツァに関して言えば、期待ははじめから高かったのに、わりと回り道をしてここまで来てるので、もし先頭で回ってくるシーンがあったとしたら、ちょっと普通の状態では見れないかとは思いますね。
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