【安田記念】リアルインパクト&ストロングリターンが併せ馬

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31日、日曜東京11レース・安田記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、京王杯スプリングカップ4着のストロングリターン(牡6、美浦・堀厩舎)は、福永祐一騎手を背に南ウッドチップコースで追われ(リアルインパクトと併せ馬)、5F70.2-53.5-38.4-12.8をマークした。

追い切りに関して、橋本助手
「調教の動きは、厩舎でも一番というくらいの馬なので、目一杯やればあれぐらい動きます。今日は、かかり具合の確認と、前走の直線で左にモタれて追うことが出来なかったので、ステッキを使って追うことを目的に調教をしました。まだ左に張るところがありますが問題ない程度でしたし、ジョッキーも良いイメージを掴んでくれたと思います」とコメント。

「昨年の冬から春にかけては、折り合いに苦労することなくリラックスして走れるようになっていたので、1800でも対応できました。前走は骨折して半年の休養明けだったこともあって、かかってしまいましたが、レースを1回使ってガス抜きが出来たと思いますし、馬はグッと良化しているので楽しみです。ただ、まだいくらか折り合いに不安が残りますし、モタれもまだあるので、道中上手く立ち回ることが出来るかどうか、ですね」と見通しを語る。

また、同じ堀厩舎の所属馬で昨年の安田記念優勝馬、前走、マイラーズカップ18着のリアルインパクト(牡4、美浦・堀厩舎)の追い切りも岩田康誠騎手を背に行われ、南ウッドチップコースで、5F68.8-53.2-38.1-12.8をマークした。

追い切りに関して、橋本助手は
「併せたストロングリターンが調教で走る馬なので、先着されたことは問題ありません。先週、今週と岩田騎手に乗ってもらいましたが、先週はまだピリッとしなかったようですけど、先週追った分、今週は良くなっていたようです」とコメント。

「前走は、輸送や開幕週で前が止まらなかったことや馬の状態などが、敗因として考えられます。あと、3、4コーナーでの手応えがもうひとつで、馬が止めてしまっていたのではないか、ということが考えられたので、中間はノーズバンドとチークピーシズをつけて追い切っていますが、調教では気を抜かないで走っています。冬毛も抜けて、体に張りも出ていますし、見た目にも状態は良くなっています。
関東圏では3着を外していませんし、これまでの関西圏での結果を考えると、今回長距離輸送がないのはいいと思います。昨年の安田記念以後、勝利から遠ざかっていますが、調整は順調に出来ていますし、変わってくれると思っています」と連覇に向け、意欲を見せる。