バーディバーディがレコードで2年振り美酒…アハルテケS

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12年6月9日(土)、3回東京3日目11Rでアハルテケステークス(ダ1600m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の4番人気・バーディバーディが優勝。序盤から果敢に先手を奪うと、終始危なげない競馬で逃げ切りを決めた。 勝ちタイムの1:34.4(重)は09年のフェブラリーSでサクセスブロッケンがマークした時計を0.2秒更新するコースレコードとなった。

2着には1.1/4馬身差で1番人気・ナムラタイタン(牡6、栗東・大橋厩舎)、3着には2番人気・アドマイヤロイヤル(牡5、栗東・橋田厩舎)が続いて入線した。

勝ったバーディバーディは2年前のユニコーンSを制して以来、久々の勝ち星。 馬主は里見 美惠子氏、生産者は新ひだかの千代田牧場。馬名の意味由来は「バーディ(ゴルフ用語)」。

1着 バーディバーディ(北村宏騎手)
「ハナに立とうと決めていたわけではないが、前で競馬をしようと思っていた。好スタートを切り、行き脚は上々。気分良く走れた。ぴったりマークされるきついかたちでも気分良く走れた。さすがに最後は迫られたけど、脚は残っていたよ。やはり力がある。よくがんばってくれた」

2着 ナムラタイタン(大橋勇樹調教師)
「行こうと思えば行けたから、ハナを切るべきだったかな。結果的に逃げ切りを許してしまった。でも、トップハンデを背負ったうえ、レコード決着だからね。よく脚を伸ばしている。気持ちを切り替え、またがんばりますよ」

3着 アドマイヤロイヤル(安藤勝騎手)
「スローの瞬発力比べがベストの馬。力があるからこその3着。よく迫っているが、最後は脚色が一緒になってしまった」

4着 ガンマーバースト(大庭騎手)
「ロスなく立ち回れ、いい競馬ができたと思います。距離も大丈夫でしたね。集中力に課題があるタイプですが、気分良く進めれば、オープンでも通用しますよ」

5着 スタッドジェルラン(北村友騎手)
「何の不利もなく、スムーズに運べました。でも、この馬場ですからね。ペースが速く、勝ち時計も速い。前が止りませんでした」

6着 タマモクリエイト(江田照騎手)
「最後は脚を使っている。力はあるよ」

7着 トシギャングスター(吉田豊騎手)
「この高速馬場では。いい脚を使っているが、それでも前が止らない」

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バーディバーディ
(牡5、栗東・池江厩舎)
父:ブライアンズタイム
母:ホームスイートホーム
母父:Seeking the Gold
通算成績:27戦6勝
重賞勝利:
10年兵庫チャンピオンS(G2)
10年ユニコーンステークス(G3)


撮影:武田明彦

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