【エプソムC】ウィリアムズ騎手「この馬の能力」

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前走のマイラーズCで8着敗退も、1番人気に支持されたトーセンレーヴは、先行策で2~3番手を追走。荒れ馬場の影響もあり、馬群がバラけて、直線では早目に先頭に立つ形となったたが、猛追する2着馬の追撃を振り切り、待望の重賞初勝利を挙げた。

「昨年のダービーの頃にも乗っていたので、この馬のことはわかっているつもりでした。早く先頭に立つとソラを使うので、それを気にして乗りました。6~7番手で4コーナー辺りから仕掛けていこうと思いましたが、今日はかかってしまってイメージと違う形になりました。それでも上手く前に壁が出来ましたし、東京は直線が長くて、坂もあるタフなコース。決して、パワータイプの馬ではありませんし、かかっていながら勝てたのは、この馬の能力ですね」と鞍上は好評価を与えた。

これが重賞初勝利となったトーセンレーヴは、デビュー前から、ブエナビスタの妹、父がディープインパクトという超良血から、セレクトセールでも2億3千百万の超高値を付けたほど。関係者の評価はかなりのものだっただろう。レース後はトーセンレーヴが肩掛けを嫌がる?意外なシーンもみられたが、陣営もデビューから11戦目での重賞タイトルにホッと肩をなでおろした。

また、騎乗していたウィリアムズ騎手は、この日は4勝と固め打ち。今シーズンは5月の来日以来、既に重賞は3勝、G1でも好勝負を演じてきた。

「今日、4つも勝てたこと、(身元引き受け調教師として)サインしている池江先生の馬で、2つも勝てたことは、本当に嬉しいです」とジョッキーはエビス顔。"4勝"のポーズをカメラマンに披露し、喜びを表現した。

その血統背景からも、G1戦線での活躍が期待されるトーセンレーヴと、来日6週間で20勝を荒稼ぎするクレイグ・ウィリアムズ騎手。勢いに乗る人馬の活躍にますます目が離せなくなりそうだ。



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