【宝塚記念】マウントシャスタ「53キロで出れる宝塚記念の方を選んだ」

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20日(水)、栗東トレセンで行われたマウントシャスタ(牡3、栗東・池江寿厩舎)を管理する池江泰寿調教師宝塚記念(G1)共同会見は以下の通り。

-:マウントシャスタの今朝の追い切りについて教えてください。

池江泰寿調教師:今日はCWコースの3頭併せで、真ん中に入れてという形でした。ちょっと揉まれ弱いところがあるので、あえて真ん中で揉まれるような調教を試みました。

-:馬のデキ、雰囲気などはいかがでしょうか?

寿:前走がかなりイイ状態でしたが、何とかその前走の状態を維持できているんじゃないかなと思います。

-:3歳馬ですが、ココに使う経緯を教えて頂けますか?

寿:オーナーと相談した結果です。ラジオNIKKEI賞はハンデ戦ということで、例年57キロがトップハンデらしいのですが、この馬は重賞2着もあり、前走の勝ち方も強烈で、それ以上のハンデを課せられるんじゃないかということで、53キロで出れる宝塚記念の方を選んだわけです。

-:宝塚記念を振り返りますと、3歳馬でも、勝つまでは行かなくても上位にはきている馬もいるわけですが……、そのあたりも踏まえての目算は?

寿:今まで3歳馬の出走と言いますと、ダービーに出走してきた馬ばかりですよね。やはりダービーとなると究極の仕上げで臨んで、その後の宝塚記念になると思いますので、マウントシャスタの場合は残念ながら除外でダービーで消耗していない分、フレッシュな状態で宝塚記念に臨めると思います。それが他の3歳馬とはちょっと違うのかなと思います。あとは絶対能力がどうかというところですね。

-:でも5キロ差は大きいですね。

寿:大きいですね。単純に言うと5馬身差ですから。

-:2200mは初めてになるわけですけど、それについてはいかがですか?

寿:折り合いには全く心配ない馬なのですが、ちょっとコーナリングがぎこちない馬なので……。この距離でも外回りコースの方が合っているんじゃないかなと思います。

-:しかしながら、毎日杯でも道悪で走っていますし……。

寿:そうですね……。道悪になればなるほど、斤量差の恩恵が出ますのでね。極端な不良馬場はちょっと厳しいと思いますが、少々渋ってもいいんじゃないかなと思っております。

-:それでは、マウントシャスタもたくさんのファンが応援して下さいます。ファンの方にひと言お願いします。

寿:デビューの頃からずっとワールドエース級という評価をしていたのですが、ダービーは残念ながら出れなかったので、ココでいい競馬をして、3歳牡馬でトップクラスにある馬だということを証明したいと思います。応援よろしくお願いします。