【京成杯】ノウレッジ「距離延長で新しい良さが」

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10日、月曜中山11レース・京成杯(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、朝日杯フューチュリティステークス6着のノウレッジ(牡3、美浦・二ノ宮厩舎)は、蛯名正義騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-53.6-39.3-13.3をマークした。

【二ノ宮敬宇調教師のコメント】
「前走は、外枠で少し戸惑ったようなところもありましたが、右回りも問題なく内容は悪くなかったと思います。非常に真面目で、どのレースでも騎手の指示に従って最後まであきらめずにしっかり走ってくれて、自分の力を精一杯出してくれるのがこの馬の良さですが、前走でもそのような良さが見られたと思います。レース後の疲れ具合を見てから予定を決めようと思っていましたが、意外と元気なのでここを使うことにしました。
今日はジョッキーに乗ってもらって、現在のノウレッジの感覚を掴んでもらいました。時計がかかる馬場なので、時計はそれほどでもありませんでしたが、併せ馬での動きは良かったです。歩様に硬さがある馬でしたが、レースを使いながら柔らかくなってきました。
自分で競馬を作るタイプではないので、今回も追走する形になると思いますが、かからないタイプですし、距離が延びてもガッと行くことはないと思います。バタッと止まることはないと思っているので、今回それを証明してくれるといいですね」

【蛯名正義騎手のコメント】
「前走は思いのほかペースが流れて、勝ちに行くような競馬になりましたからね。もう少しゆっくり行けていたらまた違ったかもしれませんが、それでも崩れなかったんですから、それだけ馬がしっかりしてきているんでしょうね。状態は暮れから変わらず、ずっと良い感じできています。
今日の追い切りも良い感じで走れましたし、手応えにも余裕がありました。デビューしてからいろんな競馬をさせてきていますが、よく対応してくれているので、今回の距離延長でまた新しい良さが出てくれるといいですね。折り合いがつくので距離も大丈夫だと思いますし、ゆったりした競馬が合ってくれれば、終いも脚を使ってくれると思います。今の状態を生かせればと思います」

坂路で調整するノウレッジ(撮影は9日)