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安藤勝己元騎手トークショー(前半) 「オグリの引退式はすごいファンの数だった」
2013/2/14(木)
13日、笠松競馬場で行われた安藤勝己元騎手のトークショーの内容は以下のとおり。
-:37年間という激闘の歴史でございますので、ファンの皆さん、それぞれの思い出があると思います。月並みな質問で申し訳ございませんが、笠松時代、デビューしたのが1976年ですね。その当時の思い出とか、何か一つ挙げて頂けるとすると、思い出すようなことありますか?
安藤勝己氏:76年の10月デビューだったんで、その2ヶ月後にジュニアグランプリという重賞を勝ったのがすごく覚えてますね。
-:なるほど。小さい頃からジョッキーに憧れてたわけですか?
勝:いや、ジョッキーにはこだわってなかったんですけれど、ただ馬を見てから、ずっと馬に携わっていたいと思って。最初は馬の世話でもいいと思ってたんです。
-:実際、ジョッキーになって、跨って、この馬場を走って、それが76年ということでしたけれども、4000勝以上しているわけですから初勝利のときのことなんて覚えてらっしゃいますか?
勝:覚えてますねえ。初勝利はジュニアチャイナって馬でね。2勝目もその馬でした(笑)。
-:どんな感じでした?その初勝利を手にしたときのお気持ちは。
勝:すごく強い、素質のある馬だったんで。馬に感謝してますね。
-:今ちょうど強い馬だったというお話が出ました。笠松時代、思い出に残る馬は何頭もいると思いますが、挙げて頂くとどうでしょう?
勝:ホントにね、笠松時代もすごくイイ馬に乗せて頂いたんで色々いるんですけど、やっぱりボクの中ではフェートノーザンっていう馬が一番思い出にありますね。
-:例えばどんなところに思い出深い点が?
勝:ちょうど交流レースが全国で始まった頃で、それについて1ヶ月北海道にいたり、大井にいたり、一緒に生活することが多かったので。そういう点ですごく思い入れの深い馬でしたね。
-:我々ファンからすると、オグリキャップと組んでの連勝というのも、非常に思い出深い勝己さんの活躍ぶりだと思うんですが、そのあたりどうですか?
勝:そうですね。ホントにオグリもクッションのいい、手のかからないお利口な馬でしたから。
-:お利口な(笑)。オグリが中央引退してから、笠松にお帰りなさいって形で戻ってきたときも、勝己さんが跨ってファンの皆さんの前でオグリの勇姿を見せてくれたわけですけども。あのあたりはどうでした?
勝:すごいファンの数に驚きました。
-:ボクもそのファンとして詰め掛けた一人でしたけど、超満員でしたよね?
勝:そうですね。そっちに入りきれなくて、向こうの土手の方まで一杯でしたね。
-:そうそう(笑)。ボク、すっごい遠くに車を止めて歩いてきて、やっとこさっとこ入ったって、そんな思い出がありますけれども、はい。数多くの名馬に跨ってこられた安藤勝己さんですけど、例えば、一番乗りやすかった馬を1頭挙げるなら、難しいと思いますがどうでしょう?
勝:いや、ホント1頭だけですよ。キングカメハメハです。
-:そうですか~。先ほどVTRにもありましたけど、どこが良かったですか?
勝:とにかく安心して乗っていられる馬でしたね。もうホントに余計なことやんないし、3歳の時点でもう精神的にもシッカリしてるしね。追えば追うだけ伸びるって感じの馬で。
-:我々ファンからすると、NHKマイルCと日本ダービーの変則V、「この2つ、大丈夫なの?」という感じで見てましたけど、そのあたり、跨ってるジョッキーとしてはどうだったんですか?
勝:正直、NHKマイルの方が心配で。ちょっと距離不足かなと。アレを楽勝したんで、間違いなくダービーは勝つだろうと思いました。
-:そうですか。じゃあ逆に、乗ってて「大変だぞ、この馬は」というクセ馬を1頭挙げるとしたら?
勝:クセ馬はだいぶいますけどねえ……。でもまあ、苦労して思い出に残るのはやっぱりダイワスカーレットですね。
-:でもダイワスカーレットだって牝馬クラシックや有馬も勝つような名牝中の名牝ですが。どのへんが難しいんですか?
勝:やっぱりすごく前向きすぎる馬で。折り合いに苦労したし、調教でも持ってかれるくらいだったから。
-:牝馬とは思えないようなパワフルな面もあったんでしょうかね?
勝:そうですね。ホント気持ちが勝った馬でね。とにかく走りたいばっかりで。
-:なるほどなるほど。数多くの馬に乗って、数多くの好レースを演じてきた安藤勝己ジョッキーでございますけれども、例えば、レースの前、馬に跨るときに一番安藤さんが心掛けていることってのはどんなことだったんでしょう?この37年間。
勝:そうですね。馬にリラックスするように、やっぱり気持ちが伝わりますから。とにかく自分が昂ってたら馬も昂るんで。とにかく楽しく走ろうということを心掛けてました。
-:なるほど。引退を決めたあたりでもジョッキー仲間の皆さんから惜しまれるような声がたくさんありましたけど、決めてから騎手仲間のどなたかとお話したことはあるんですか?
勝:いや、もう全然。トレセンにも出入りしてなかったんで(笑)。
-:(笑)。もう自分の中でパッと決めて。
勝:そうですね。2ヶ月くらい休んだんですけど、その間は誰にも会わないようにしてたんで。
-:37年間という激闘の歴史でございますので、ファンの皆さん、それぞれの思い出があると思います。月並みな質問で申し訳ございませんが、笠松時代、デビューしたのが1976年ですね。その当時の思い出とか、何か一つ挙げて頂けるとすると、思い出すようなことありますか?
安藤勝己氏:76年の10月デビューだったんで、その2ヶ月後にジュニアグランプリという重賞を勝ったのがすごく覚えてますね。
-:なるほど。小さい頃からジョッキーに憧れてたわけですか?
勝:いや、ジョッキーにはこだわってなかったんですけれど、ただ馬を見てから、ずっと馬に携わっていたいと思って。最初は馬の世話でもいいと思ってたんです。
-:実際、ジョッキーになって、跨って、この馬場を走って、それが76年ということでしたけれども、4000勝以上しているわけですから初勝利のときのことなんて覚えてらっしゃいますか?
勝:覚えてますねえ。初勝利はジュニアチャイナって馬でね。2勝目もその馬でした(笑)。
-:どんな感じでした?その初勝利を手にしたときのお気持ちは。
勝:すごく強い、素質のある馬だったんで。馬に感謝してますね。
-:今ちょうど強い馬だったというお話が出ました。笠松時代、思い出に残る馬は何頭もいると思いますが、挙げて頂くとどうでしょう?
勝:ホントにね、笠松時代もすごくイイ馬に乗せて頂いたんで色々いるんですけど、やっぱりボクの中ではフェートノーザンっていう馬が一番思い出にありますね。
-:例えばどんなところに思い出深い点が?
勝:ちょうど交流レースが全国で始まった頃で、それについて1ヶ月北海道にいたり、大井にいたり、一緒に生活することが多かったので。そういう点ですごく思い入れの深い馬でしたね。
-:我々ファンからすると、オグリキャップと組んでの連勝というのも、非常に思い出深い勝己さんの活躍ぶりだと思うんですが、そのあたりどうですか?
勝:そうですね。ホントにオグリもクッションのいい、手のかからないお利口な馬でしたから。
-:お利口な(笑)。オグリが中央引退してから、笠松にお帰りなさいって形で戻ってきたときも、勝己さんが跨ってファンの皆さんの前でオグリの勇姿を見せてくれたわけですけども。あのあたりはどうでした?
勝:すごいファンの数に驚きました。
-:ボクもそのファンとして詰め掛けた一人でしたけど、超満員でしたよね?
勝:そうですね。そっちに入りきれなくて、向こうの土手の方まで一杯でしたね。
-:そうそう(笑)。ボク、すっごい遠くに車を止めて歩いてきて、やっとこさっとこ入ったって、そんな思い出がありますけれども、はい。数多くの名馬に跨ってこられた安藤勝己さんですけど、例えば、一番乗りやすかった馬を1頭挙げるなら、難しいと思いますがどうでしょう?
勝:いや、ホント1頭だけですよ。キングカメハメハです。
-:そうですか~。先ほどVTRにもありましたけど、どこが良かったですか?
勝:とにかく安心して乗っていられる馬でしたね。もうホントに余計なことやんないし、3歳の時点でもう精神的にもシッカリしてるしね。追えば追うだけ伸びるって感じの馬で。
-:我々ファンからすると、NHKマイルCと日本ダービーの変則V、「この2つ、大丈夫なの?」という感じで見てましたけど、そのあたり、跨ってるジョッキーとしてはどうだったんですか?
勝:正直、NHKマイルの方が心配で。ちょっと距離不足かなと。アレを楽勝したんで、間違いなくダービーは勝つだろうと思いました。
-:そうですか。じゃあ逆に、乗ってて「大変だぞ、この馬は」というクセ馬を1頭挙げるとしたら?
勝:クセ馬はだいぶいますけどねえ……。でもまあ、苦労して思い出に残るのはやっぱりダイワスカーレットですね。
-:でもダイワスカーレットだって牝馬クラシックや有馬も勝つような名牝中の名牝ですが。どのへんが難しいんですか?
勝:やっぱりすごく前向きすぎる馬で。折り合いに苦労したし、調教でも持ってかれるくらいだったから。
-:牝馬とは思えないようなパワフルな面もあったんでしょうかね?
勝:そうですね。ホント気持ちが勝った馬でね。とにかく走りたいばっかりで。
-:なるほどなるほど。数多くの馬に乗って、数多くの好レースを演じてきた安藤勝己ジョッキーでございますけれども、例えば、レースの前、馬に跨るときに一番安藤さんが心掛けていることってのはどんなことだったんでしょう?この37年間。
勝:そうですね。馬にリラックスするように、やっぱり気持ちが伝わりますから。とにかく自分が昂ってたら馬も昂るんで。とにかく楽しく走ろうということを心掛けてました。
-:なるほど。引退を決めたあたりでもジョッキー仲間の皆さんから惜しまれるような声がたくさんありましたけど、決めてから騎手仲間のどなたかとお話したことはあるんですか?
勝:いや、もう全然。トレセンにも出入りしてなかったんで(笑)。
-:(笑)。もう自分の中でパッと決めて。
勝:そうですね。2ヶ月くらい休んだんですけど、その間は誰にも会わないようにしてたんで。
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