昨年の同レース3着馬のクラレントを兄に持つレッドアリオン。前走のNZTで2着に好走し、3番人気と注目を浴びたが、痛恨の出遅れ。最後も強烈な末脚をみせるも4着に終わった。

「返し馬の感触から、馬のデキは文句ないと感じましたし、落ち着きもあり、乗っていて安心できました。リラックスして臨めましたよ。ところが、ゲートで立ち上がりかけ、前脚が浮いているタイミングで扉が開いてしまったんです。ペースは流れ、よく伸びているのですが、出遅れが響きました。ジョッキーの責任です。申し訳ありません。直線も舌を出し、遊んでいる気配がありましたし、力を出し切っているわけではない。伸びる余地はたっぷり残されています」と川須騎手。

昨日にJRA通算200勝を達成するなど、4年目ながら勢いのある若手。初G1制覇のチャンスと、自身で感じていたのだろう。誰よりも遅く検量室をあとにして、悔しさを滲ませながら、報道陣に対応した。