【ユニコーンS】戸崎ベストウォーリアが重賞初勝利

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13年6月16日(日)、3回東京6日目11Rで第18回ユニコーンステークス(GⅢ)(ダ1600m)が行なわれ、戸崎 圭太騎手騎乗の3番人気・ベストウォーリアが優勝。勝ちタイムは1.36.0(重)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・サウンドリアーナ(牝3、栗東・佐藤正厩舎)、3着は8番人気・サウンドトゥルー(牡3、美浦・高木厩舎)と11番人気・ケイアイレオーネ(牡3、栗東・西浦厩舎)が同着。2番人気チャーリーブレイヴはスタートでの出遅れも響いたか、直線で伸びを欠き8着に敗れている。

勝ったベストウォーリアは前走、園田の交流重賞・兵庫ChSで2着に好走していた実力馬。500万を勝ち上がったときが今回と同じ東京ダート1600mだった。馬主は馬場 幸夫氏、生産者は米国のBuck Pond Farm, Inc。馬名の意味由来は「最高の戦士」。


1着 ベストウォーリア(戸崎騎手)
「初めて騎乗しましたが、返し馬からパワーが伝わってきて、走りそうな感触を受けましたよ。スタートと折り合いに気を付ければ、力を発揮してくれるだろうと思っていました。控えて終いを生かしてほしいとの指示。かからないよう、道中は馬群で我慢させました。競馬が上手ですし、最後は狭いところを割る強い内容でしたね。JRAに移籍して、ついに初めて重賞に勝てました。うれしいですね。これに甘んじることなく、まだまだがんばっていきますよ」

2着 サウンドリアーナ(武豊騎手)
「悔しいね。ペースが落ち着いたぶんの負け。状態は良くなっていたよ。課題がはっきりしている馬だけど、道中はかからずに我慢してくれた。距離もこなしてくれたんだけどね」

3着同着 サウンドトゥルー(大野騎手)
「がんばりました。馬群のなかでスムーズに進めましたし、終いもしっかり。現状ではリズムを整えてから追い出すかたちが合っています」

3着同着 ケイアイレオーネ(幸騎手)
「いつもは反応が遅れるのですが、きょうはかかるくらいの勢い。結果的に抜け出すのが早すぎました。距離のロスも大きかったですね。それでも能力を再確認でき、次が楽しみになりましたよ」

5着 タッチザターゲット(田中勝騎手)
「スピードタイプじゃないし、芝スタートだと余計に行けない。でも、じっとしていたらいい脚を使った。パサパサのダートなら、もっとやれるよ」

6着 ベリートゥベリー(横山典騎手)
「自分の競馬はできている。上りが速いなか、この馬も脚を使っているよ」

7着 ミヤジマッキー(柴田善騎手)
「雰囲気がいい馬だよ。コーナーでトモを流していたし、直線は手前を替えなかったのに、最後までよくがんばった。まだまだ良くなってきそうだし、いずれ走ってくる」

8着 チャーリーブレイヴ(C・ウィリアムズ騎手)
「VTRを見て、この馬のことはじっくり研究していたが、ちょっとイメージと違った。身のこなしが硬く、ゴトゴトした感じ。ゲートを出ていかなかったよ。押して中団に上がっていったが、道中は頭が高く、直線では他馬に付いていけなかった。状態が本物ではないと思うよ」

9着 クロムレック(福永騎手)
「緩い流れでも、ごまかしが利かない府中のマイルだからね。1400mのほうがいいよ」

10着 サマリーズ(内田博騎手)
「休み明けだからね。いいスピードがある。これからじゃないかな」

11着 コンプリートゲーム(的場騎手)
「スタートが決まり、いいポジションを取れました。でも、もう少し時計がかかる馬場が向きます。馬力を生かせなかったですね」

12着 ノウレッジ(蛯名騎手)
「追ってからが案外。最後は止まってしまったよ。もう少しゆっくり運んだほうがいいのかな」

13着 エーシンレンジャー(石橋脩騎手)
「イメージ的にはいいポジション。コーナーもうまく回れました。ただ、直線はスペースがあるのに伸び切れず、最後は脚が上がってしまいましたね。距離が長いのかもしれませんし、まだこれからの馬ですよ」

14着 ショウナンダイラ(柴田大騎手)
「一気に離されました。時計のかかる馬場向きですし、状態がいまひとつに感じます」

15着 ヴァンフレーシュ(吉田豊騎手)
「ゲートでうるさかったが、外の2番手で折り合えた。ダートもこなせるよ。でも、この馬には距離が長い」

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ベストウォーリア
(牡3、栗東・石坂厩舎)
父:Majestic Warrior
母:Flirtatious Miss
母父:Mr. Greeley
通算成績:6戦3勝


撮影:武田明彦

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