【関屋記念】NHKマイルC2着馬レッドスパーダが復活の重賞V

トピックス

13年8月11日(日)、2回新潟6日目11Rで第48回関屋記念(GⅢ)(芝1600m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の4番人気・レッドスパーダが優勝。勝ちタイムは1.32.5(良)。

1番人気・ジャスタウェイ(牡4、栗東・須貝尚厩舎)はスタートでの出負けも響いたか、直線、大外から猛然と追い上げるも1馬身1/4差の2着まで。ハナ差の3着に、直線で内を突いた横山典騎乗の3番人気・レオアクティブ(牡4、美浦・杉浦厩舎)。昨年の勝ち馬ドナウブルーはそこからアタマ差遅れての4着まで。

勝ったレッドスパーダは3歳時にスプリングS2着、NHKマイルC2着と好走し、4歳時に東京新聞杯を制していた実力馬。その後は脚元の不安などで順調さを欠いた時期もあったが、前走のパラダイスSで約3年5ヶ月ぶりの勝ち星をマーク。連勝での重賞制覇で完全復活をアピールした。馬主は株式会社 東京ホースレーシング、生産者は日高の下河辺牧場。馬名の意味由来は「赤+剣(伊)」。東京サラブレッドクラブでの募集総額は3800万円。


1着 レッドスパーダ(北村宏騎手)
「暑いだけに体調キープが難しいなか、厩舎スタッフがなんとか態勢を整えてくれた。行く馬を外から行かせ、自分のリズムで2番手を運べたよ。直線が長いので追い出しをぎりぎり我慢。よく振り切ってくれた。ワンターンの1600mは向いているね。ベテランだけど、キャリアは浅い馬。まだまだがんばってくれると思う」

2着 ジャスタウェイ(福永騎手)
「枠内ではじっとしていたのに、痛恨の出遅れ。外を回すわけにいかず、コースロスを避けてインを付いた。どんな流れでも末脚は堅実。うまく外へ持ち出せ、懸命に脚を伸ばしているんだけどね。残念だよ」

3着 レオアクティブ(横山典騎手)
「きょうは雰囲気がすごく良かったし、チャンスがあると思っていた。結果的に勝てなかったけど、力は出しているよ」

4着 ドナウブルー(内田博騎手)
「展開的にも差せると思ったんだけどね。食い下がっているとはいえ、後ろから交わされてしまった。自分としては精一杯の乗り方。もう少し伸びるはず。敗因は特定できないが、またがんばってくれると思う」

5着 ワイズリー(松山騎手)
「いったんは先頭に立ったのですが、差し返されてしまいました。もうひと踏ん張りがあれば」

6着 ラインブラッド(柴田大騎手)
「いい競馬だったと思います。切れる馬に負けましたが、長くいい脚を使っていますよ。調子も上がっているのでしょう」

7着 ランリョウオー(松岡騎手)
「流れに乗れたのに、思ったより伸びなかったね。いい位置だったし、折り合いも付いた。収まりすぎたのかな。能力的には足りる馬なのに」

8着 シャイニーホーク(蛯名騎手)
「ぎりぎりまで追い出しを我慢したが、前が開いてからが案外だった。でも、こんな競馬ができれば、いずれチャンスがある」

9着 シルクアーネスト(宮崎騎手)
「この馬には厳しい条件。時計がかかる芝になれば」

10着 フラガラッハ(高倉騎手)
「ゲートがすべてです。前走の感触でも折り合いが付くようになっていて、中団をイメージしていたのに。ごまかしが利かないコース形態や平坦も合いません」

13着 ザラストロ(酒井騎手)
「馬とケンカせず、いい位置取り。思ったほど伸びなかったのは相手関係でしょうね」

14着 カリバーン(伊藤工騎手)
「1600mにも対応。競馬の内容は良かったと思います。嫌気を出さずに走れれば、もっとやれますよ」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

レッドスパーダ
(牡7、美浦・藤沢和厩舎)
父:タイキシャトル
母:バービキャット
母父:Storm Cat
通算成績:20戦6勝
その他の重賞勝利:
10年東京新聞杯(G3)


本日の新潟写真:武田明彦


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。