<インタビュー>ダノンゴールド得意の条件で重賞挑戦

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今週の函館現地直送インタビューは、土曜函館、エルムS(G3)に出走予定のダノンゴールド(牡4、美浦・藤沢和雄)陣営を直撃。昨年のレパードS以来の重賞挑戦となるが、小回りのダート1700mはここまで3戦3勝とベストの条件。今夏は2戦2勝と状態も良く、重賞初制覇への期待も大きい。担当の松本雄志調教助手に好調の秘訣を伺った。

●北海道に来て連勝

-:それでは、エルムS(G3)を予定しているダノンゴールドについてお伺いします。前走は小倉での勝利でしたけれど、函館から小倉の長距離輸送を克服しましたね。その疲れなどはありませんでしたか?

松本雄志調教助手:ないですね。函館から美浦に行って、3週間くらいでしょうか。そこから小倉へ向かいました。輸送減りもしないですし、輸送はそれほど苦にするタイプじゃないので。

-:その前走後、中間の調整はどうですか?

松:順調ですね。美浦でも時計を出していますし、それくらい、体調がだいぶ良い感じです。暑かったですけれど、カイ食いも落ちず、バテるところもなく、大丈夫でした。長距離輸送の反動は全くないですね。昨日(8/14)美浦から来て、マイナス4キロですからね。馬運車が大好きなのかもしれません(笑)。

-:調教で乗っていて、好調時のバロメーターなどはありますか?

松:ずっと調子はいいんですけれど、気持ちが前向きになってくるというか、“普段は大人しくて、馬場に入るとちょっと気持ちが入る”という、その差がついてくると調子がいいかなという感じです。

-:オン・オフはしっかりしているタイプですか?

松:オン・オフは結構しっかりできる感じですね。それで、輸送でもオフになっているので。

-:馬運車とかでも余計なことはせずに、大人しくしていると。

松:厩でも大人しくしておいて、運動だけキリッとちゃんとやって、みたいな。

-:北海道に来て連勝しているじゃないですか。それまではレパードSや丹沢Sに出てモロさというか、不可解な敗戦も続きましたね。

松:当時は僕が担当してないし、厩舎にいなかったので、なんとも言えないですね。北海道から担当させてもらっているんです。でも、ジョッキーも「まだ全然走れる」と二人とも(武豊騎手、四位洋文騎手)言っているので。それに「最後は少し遊んでしまう」とも言っていましたね。だから、派手な勝ち方はしないですけれど、この時も結構抜けたんですよ。3馬身くらい一気に。そこからひとりで走ってて、最後に相手が来た、という感じで。檜山特別は、併せ馬がちょっと遠かったんです。KBC杯は近くで併せてくれたので、抜かせなかったです。

-:エルムSも同じようになった方が、勝負根性を発揮できますね。

松:そうですね。板に付いているというか、最近はこんな感じじゃないでしょうか。



●エルムSはベストな条件

-:前回に続いて、小回りの1700。条件はどう感じますか?

松:最近の結果がこんな感じなので(函館・小倉ダート1700mを連勝)、ベストの距離というか、コース形態もベストかなと思います。

-:前々走の函館から担当されているということで、パドックを曳いていて、そういう時の特徴などは感じますか?

松:結構大人しいですよ、パドックでは。

-:馬場に入ってからようやくスイッチが入る感じですか?

松:そうですね。徐々に、という感じで。ガーッとなったりはあんまりないかなという感じです。

-:今後の調整方法は決まっていますか?

松:先生(藤沢和雄調教師)が来られるので、先生が決めていくと思うんです。週末にやって、水曜日か木曜日どっちか、という感じですね。土曜日にやるかもしれないですし。

-:明後日ですか。明後日やって、水曜日くらいにやって、レースで。

松:まあ、もう使っているのでね。疲れはなしという感じです。

-:では、いつも通りのダノンゴールドの走りを発揮できる感じですね。

-:重賞ですので、メンバーも上がってきますね。

松:まだ相手関係は見てないですからね。ただ、僕らは毎日やることをやっているだけなので。それで競馬に送り出して、あとはジョッキーに任せるだけです。僕は相手を見たりはしていないですね。だから出来る限りのことをやって送り出せれば、と思います。

-:じゃあ本当に順調に来ているということですね。では、また来週お話を聞かせてもらうと思いますが、その時はまたよろしくお願いします。

松:よろしくお願いします。