13年9月23日(祝・月)、船橋競馬場で行われた交流重賞・第60回 日本テレビ盃(Jpn2)(3歳 別定(重賞競走)指定 1着賞金：3200万円 ダート1800m)は、武豊騎手騎乗の1番人気・ワンダーアキュート(牡7、栗東・佐藤正厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:50.3(良)。

2着にはクビ差で2番人気・ソリタリーキング(牡6、栗東・石坂厩舎)、3着には3番人気・ランフォルセ(牡7、美浦・萩原厩舎)が続いている。

有力馬が中より外目の枠入り。スタンド前では外から各馬が進出すると、結果ハナに立ったのはソリタリーキング。そこにワンダーアキュート、トーセンアドミラル、ランフォルセ、ダイショウジェットらが追走し、先頭集団を形成。
3コーナー辺りからソリタリーキングとワンダーアキュートが、徐々に後続とのリードを広げると、直線では2頭の一騎打ち。最後はワンダーアキュートが僅かに押し切った。

勝ったワンダーアキュートはこれが重賞5勝目。昨年はJBCクラシックを制し、今年上半期のG1・3戦でいずれも3着以内に入った、ダート界のトップホースが、その実力を改めて証明した。武豊騎手とのコンビでは初勝利で、船橋競馬場でも初勝ち星。
同馬は半兄に同じくダートの重賞戦線で活躍したワンダースピードがいる血統。馬主は山本信行氏、生産者は三石のフクダファーム。馬名の意味由来は「冠名＋鋭い」。

【武豊騎手のコメント】
「乗りやすいタイプの馬。スタートを決められれば先手をとってもいいかな、と思っていたほどです。結局はソリタリーキングも行ってくれたし、いい形で運べましたが、去年の勝ち馬ですし、離れないようにみていました。
道中はちょうどいいペースで運べて、早めに並びかけるも、予想よりも相手はしぶとかったが、なんとか粘ってくれました。大目標は次のJBC。今日はいいレースができたので、本番でもいい結果を残せればと思います。

(凱旋門賞について)キズナは最高の形でステップレースを勝つことができたので、大きな目標である凱旋門賞に向けて、僕自身もベストを尽くして頑張りたいと思います。
今日は本当に多くの方が駆け付け てくれて、ありがとうございました。僕自身ももっと頑張って、秋競馬を盛り上げていきたいと思います」

【佐藤正雄調教師のコメント】
「今日は大丈夫かと思いましたが、やっぱり体重は減りますね。前の川崎の時もけっこう減って501㌔。上下幅があり過ぎるので読みづらいところです。それでも、最近はパドックも古馬らしくドッシリしていて、そんなに減っているようにみえませんでしたよ。
レースはスタートを切ったなりの競馬でお任せしていました。最後は楽に振り切るかと思いましたが、相手にしぶとく食い下がられましたね。
今後は南部杯に登録はすると思いますが、放牧には出さず、金沢のJBCが理想かなと。強者揃いですが、本番ではユタカ君の力を借りて、なんとか順調に本番に臨んでいきたいです」

ワンダーアキュート
(牡7、栗東･佐藤正厩舎)
父：カリズマティック
母：ワンダーヘリテージ
母父：Pleasant Tap
通算成績：33戦11勝
その他の重賞勝利：
12年JBCクラシック(G1)
11年東海S(G2)
09年杯武蔵野A(G3)
09年シリウスA(G3)





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