【富士S】ダノンシャークが人気に応え快勝!いざG1へ

トピックス

13年10月19日(土)、4回東京6日目11Rで第16回 富士ステークス(GⅢ)(芝1600m)が行なわれ、内田 博幸騎手騎乗の1番人気・ダノンシャークが優勝。勝ちタイムは1:33.5(良)。

2着には3/4馬身差で9番人気・リアルインパクト(牡5、美浦・堀厩舎)、3着には14番人気・シャイニープリンス(牡3、美浦・栗田博厩舎)が続いて入線した。

シャイニープリンスが好ダッシュで一旦ハナに立つも、控える展開に。先頭がガルボに入れ替わり、リアルインパクトが2番手を追走。ダノンシャークも中団から進出して先行集団に加わる。ガルボが先頭のまま4コーナーを回るも、リアルインパクトが渋太く粘って抜け出す。好位から早めに動いたダノンシャークがその外から追い込みかわして勝利。直線で一度後退したシャイニープリンスがゴール前で巻き返し3着に食い込んだ。

勝ったダノンシャークは今年の京都金杯以来の勝利。今年に入ってから3着以内を外しておらず、安田記念でも3着と健闘。今までも重賞12戦中3着以内が7回という堅実派であったが、ここで重賞2勝目を挙げ、初のG1制覇に向けての視界は良好となった。
馬主は株式会社 ダノックス、生産者は日高町の下河辺牧場。馬名の意味由来は「冠名+鮫のような速い動きを期待して」。

1着 ダノンシャーク(内田博騎手)
「思っていた以上にスタートが良くて良い位置を取れましたし、道中は自分の位置をキープしながら運びました。直線で伸びてくれる馬なので、他馬との差を見ながら追い出しました。速い流れにも対応出来ますし、瞬発力があるところが良いですね。器用さがあるので、この先G1でも通用すると思います」

2着 リアルインパクト(戸崎圭騎手)
「追い切りの感じが良かったですし、状態は良くなっていたと思います。最後は斤量の差が出たかもしれませんが、さすがG1馬という走りを見せてくれました。これが復活の兆しになれば良いですね」

3着 シャイニープリンス(北村宏騎手)
「スタートは上手く出ました。その後はモタれましたけど、何とかガマン出来ました。最後の直線で前がキレイに開いていれば違ったと思いますけど…。もったいなかったですね」

4着 リルダヴァル(リスポリ騎手)
「ゲートの中で蹴るクセがあると聞いていたので、そこだけ気を付けていました。上手くスタートを切れたのでヨシと思いましたが、隣の馬に外から押し込められて、思っていたより2列後ろの位置取りになってしまいました。直線はよく伸びていましたが、3着馬とぶつかりました。スタート直後と直線で受けた2度の不利が痛かったですね」

5着 ブレイズアトレイル(三浦騎手)
「初めての重賞でも良い位置で競馬が出来ました。道中窮屈になった分、最後の脚は他馬に見劣りましたが、よく頑張っていますよ。自分から動いていく形になれば、更に良いと思います」

6着 レッドアリオン(川須騎手)
「ゲートの中で真っ直ぐ立っていない分、出遅れてしまいました。出遅れたなりの競馬をしましたが、今日はペースが遅かったですからね。それでも前走は走れませんでしたが、今日は終い良い脚を使っていますからね。叩き良化型ですし、次は更に良くなると思います」

9着 インパルスヒーロー(田中勝騎手)
「この馬なりに良くなっていました。器用さがない分、今日の遅い流れは厳しかったですね」

14着 サンレイレーザー(藤岡康騎手)
「いつもと比べて、スタートからのスピードの乗りがもうひとつでした。直線では一瞬脚を使いましたけど、最後は脚が上がってしまいました。今日は久々が影響したと思います。こんな馬ではないですよ」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

ダノンシャーク
(牡5、栗東・大久保龍厩舎)
父:ディープインパクト
母:カーラパワー
母父:Caerleon
通算成績:22戦6勝
重賞勝利:
13年富士S(G3)
13年京都金杯(G3)





本日の東京競馬場の写真:武田明彦

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。