サトノギャラントが出遅れから直線一気で勝利…キャピタルS

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13年11月23日(土)、5回東京7日目11Rでキャピタルステークス(芝1600m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の1番人気・サトノギャラントが優勝。勝ちタイムは1:33.2(良)。

2着にはクビ差で11番人気・トリップ(牡4、栗東・松田博厩舎)、3着には4番人気・メイケイペガスター(牡3、栗東・木原厩舎)が続いて入線した。

サトノギャラントは大きく出遅れ、後方からの競馬に。タイキパーシヴァルが好スタートでハナを奪い、トリップがぴったりマーク。メイケイペガスターは単独の3番手につけた。直線でトリップが抜け出し、メイケイペガスターが追って脚を伸ばす。それを、最後方から馬群を割って直線一気に追い込んだサトノギャラントがまとめてかわして勝利。

サトノギャラントはこれで東京マイル4戦4勝と抜群の相性を見せた。今回は出遅れながらも、ケタ違いの末脚を披露しての勝利。重賞初制覇へ大きく期待がかかる1戦となった。

馬主は里見 治氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+華麗な」。

1着 サトノギャラント(北村宏騎手)
「ゲート内でうるさく、出遅れてしまった。後方の位置取りとなったが、力を信じて脚をためたんだ。直線に向いても手応えはたっぷり。脚があるから馬込みもさばけ、なんとか抜けてくることができた。きょうは馬に助けられたよ」

(藤沢和雄調教師)
「マイルがいいね。今後は安田記念を目標に、東京新聞杯へ進ませたい」

2着 トリップ(松田博資調教師)
「取り消し明けでも良く走ったよ。久々でこれなら十分。まだ良くなるよ」

3着 メイケイペガスター(藤田騎手)
「ダービー以来なのに、いい競馬ができた。体は太くなかったよ。きょうは久々で負けたが、マイルなら重賞を獲れる器だね」

(木原一良調教師)
「折り合い面を心配していたのに、好位で上手な競馬ができました。マイル路線でメドが立ちましたね。テンションを上げないよう、ソフトな仕上げで臨みましたし、上積みは大きいでしょう」

5着 コスモソーンパーク(柴田大騎手)
「最後は寄られ、行き場をなくしましたが、よくがんばっていますよ。力を付けています。折り合いにも進境を感じますね」

6着 シャイニープリンス(戸崎騎手)
「状態は良くなっていましたよ。でも、中途半端な競馬となりました。外々を回し、だらっとしか脚を使えませんでした」

7着 レッドアリオン(内田博騎手)
「いつもよりゲートの出が良かった。付いていった結果、ごちゃついてしまったね。もっと脚をためられれば、一変していい馬だよ」

8着 スイートサルサ(田中勝騎手)
「うまくいかないなぁ。道中の感じは良かった。でも、もうひとつ弾けなかったね」

12着 ラインブラッド(C・ウィリアムズ騎手)
「いい馬だよ。どうして人気がないのか不思議だった。でも、外枠は不利。内を引けていたら、5着くらいはあったと思う」

16着 インパルスヒーロー(後藤騎手)
「違った面を引き出したくて、スタートに重点を置き、前へ行く競馬をさせた。久々のかたちだけに、最後はバテてしまったけど、少しずつ課題をクリアできれば」

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サトノギャラント
(牡4、美浦・藤沢和厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:スティンガー
母父:サンデーサイレンス
通算成績:15戦6勝





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