【名古屋GP】1着シビルウォー内田博「今日は追いまくりました」

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13年12月25日(水)、名古屋競馬場で行われた指定交流重賞・第13回 名古屋グランプリ(Jpn2)(3歳上 別定 1着賞金:3100万 ダート右2500m)は、内田博幸騎手騎乗の3番人気・シビルウォー(牡8、美浦・戸田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.43.3(稍重)。

2着には3馬身差で5番人気・トウショウフリーク(牡6、栗東・今野厩舎)、3着には1番人気・ナイスミーチュー(牡6、栗東・橋口厩舎)が続いている。

メンバー中、最高齢、8歳のベテラン馬シビルウォーが健在ぶりをみせつけた。

ダート2500m戦という、コースを2周する特異なレース条件。序盤はJRA勢の中では、最後方となる中団8番手を追走したシビルウォー。
トウショウフリークが後続を引き離す展開、小回りコースもあいまって、人馬にとっては難しい展開となったが、2周目に差し掛かる頃からジワジワと進出。向こう正面でリードを縮めていくと、最後の3コーナーで先行勢を射程圏内にとらえた。

「本当は前につけたかったが、焦らず、前に置いて行かれないように、徐々に差を詰めていきましたよ」と内田博幸騎手。直線ではトウショウフリークを外から交わすと、力強く抜け出して、約1年4ヶ月ぶりの勝ち星を3馬身差で飾った。

シビルウォーに8戦続けて手綱をとってきた内田騎手も、「追わせるタイプの馬。いつ勝ってもおかしくない力はあったし、今日は追いまくりました。さすがにレース後は疲れましたよ(笑)」とおどけてみせたが、久々のVに笑顔がこぼれた。

年が明ければ9歳となるが、「常に一懸命走るタイプではないし、若々しさもあります。調子はずっとよかったし、リズムがあえば、力を出してくれる。今後もこういう条件ならやれると思いますよ」と、戸田博文調教師は現役続行を明言。古豪は来季も交流重賞戦線を牽引していくだろう。

2着 トウショウフリーク(武豊騎手)
「一周目でムキになって引っかかるところがあったけど、途中からはうまく折り合ってくれました。小回りは合うし、スタミナがある馬なので、条件も合いましたね。これからも楽しみです」

3着 ナイスミーチュー(小牧太騎手)
「元からそういう面はあるけど、砂をかぶって、前に進んで行きませんでした。シビルウォーが上がって行った時と、同じタイミングで上がって行きたかったんですけどね。2着はある、と思っただけに残念です」

4着 ランフォルセ(戸崎騎手)
「一瞬、頑張るところは見せてくれましたが、距離なのか、気持ちの問題なのか、最後は手応えがなくなってしまいました」

5着 エーシンモアオバー(岡部誠騎手)
「一歩目は速いけど、二の脚の違いで、ハナに行けませんでした。枠も内外でトウショウフリークと逆なら、ハナに行っていましたし、結果も違ったと思います」