【フジノウェーブ記念】ジェネラルグラントVで4歳ワンツー!

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14年2月26日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第5回 フジノウェーブ記念(S3)(4歳上 別定 重賞競走 1着賞金:1300万円 ダート1400m)は、石崎駿騎手騎乗の4番人気・ジェネラルグラント(牡4、船橋・出川克厩舎)が押し切り!勝ちタイムは1.25.1(良)。

2着には3/4馬身差で3番人気のソルテ(牡4、大井・寺田新厩舎)、3着は7番人気・サイオン(牡8、船橋・川島正厩舎)が続いている。エーシンジェイワン(牡6、大井・藤田輝厩舎)はレース前に落馬。放馬による疲労が著しいため、競走除外となっている。

揃ったスタートから先を行くガンマーバーストを制すように、外からピエールタイガー、ジェネラルグラントが先制。人気のジョーメテオは後方。ソルテは好位に待機。スタートしてほどなく隊列も縦に伸びると、3角を回る頃には前の2頭が後続を引き離す形。
次第にピエールタイガーは脱落し、そこにガンマーバースト、サイオン、ソルテも追撃するが、ジェネラルグラントが軽やかに抜け出し。ラスト200mをきって、ソルテだけがしぶとくジェネラルグラントに追いすがったが、ジェネラルグラントが押し切った。
1番人気のジョーメテオ(牡8、浦和・小久智厩舎)は序盤の位置取りの差が響き、追い込むも4着。2番人気のガンマーバースト(牡7、船橋・出川克厩舎)は好位から進めるも伸びがなく5着に終わっている。

勝ったジェネラルグラントはおじにJRAで重賞を2勝、朝日杯FSでも2着のストーミーカフェがいる血統。ホッカイドウ競馬所属から2歳時にデビューし、2歳暮れには南関東へ移籍する、近年の出世街道を歩むと、全日本2歳優駿では2着に好走。明け3歳緒戦の京浜盃も制し、南関東の3冠での活躍が期待されるも、ひと押しに欠いていた。
前走、水沢でのダービーグランプリを制した後は、ひと息入れられていたが、距離短縮にもしっかりと対応。期待馬が今後へ弾みをつける一勝を上げた。
馬主は(有)サンデーレーシング、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「グラント将軍」。

騎乗していた石崎駿騎手は先週のユングフラウ賞(ノットオーソリティ)に続いて、2週連続の重賞制覇となった。

【石崎駿騎手のコメント】
「いつも、クラシックなど2000mくらいを使っていたんですけど、その辺がギリギリかなと自分では思っていました。元々スピードのある馬なので、1400mに変わるというのはプラスには働くだろうなと思っていました。
状態はとてもよかったです。休み明けでしたけど、十分走れる仕上りだったと思います。ゲートの中でたまに我慢できなくてちょっと暴れちゃう時があるんですけど、今日は1頭除外も出て後入れになったので、ゲートに入っている時間も短くて落ち着いていたので、スタートもそれなりに決まりましたし、いいポジションも取れました。その段階で、結構チャンスはあるなと思っていました。
直線では、逃げていた馬が早めに手応えがなくなったので、早めに先頭に立つ形になってしまって、前までだとちょっと遊ぶようなところがあったんですけど、今回は最後までしっかり走ってくれました。スピードがあるのはわかっていたので、能力的には1400mは絶対に通用するのはわかっていました。どういうレースをしてくれるか期待していたんですけど、期待通り走ってくれました。
交流レースは惨敗だったので、中央の馬相手にでも戦えるような馬にしていきたいです。今日は強い勝ち方ができてよかったと思います。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」

ジェネラルグラント
(牡4、船橋・出川克厩舎)
父:ロージズインメイ
母:グリントウィーク
母父:スペシャルウィーク
通算成績:13戦6勝




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