ハナ差2着にワンアンドオンリー横山典「先が明るい」

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出走メンバー中、唯一の重賞ウィナーながら4番人気に甘んじたワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口厩舎)。
道中はトゥザワールドを見るようにライバルの後方を待機。虎視眈々と追い出しのタイミングを図ったように見えたが、最終コーナーの勝負どころで先にマクっていった他馬の動きで、追い出しが遅れる誤算。それでも、直線を向いてからは一完歩ごとにトゥザワールドを追い詰め、クビの上げ下げの大接戦にまで持ち込んだ。

「東スポ杯の頃と比べると途上という感じでしたが、それでこれだけやれましたからね。先が明るい内容だったと思います」とは横山典弘騎手。本番へ向けて、まだまだ上昇の余地があることを強調した。

新馬戦では二桁着順に沈み、初勝利までに3戦を要するなど、順風満帆のキャリアを歩んできたわけではないワンアンドオンリー。それでも、前走の重賞勝ちに続き、弥生賞も勝ちに等しい走りで急成長をアピール。クラシックの主役候補であることを再び証明みせた。定年まであと2年。ダービー制覇を切望する名伯楽・橋口弘次郎調教師の悲願を叶えるべく、末脚に磨きをかけていく。