16日、皐月賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。キングズオブザサン(牡3、栗東・荒川厩舎)は浜中俊騎手を背に坂路で馬なりに追われ、4F52.2－38.1－24.7－12.4秒をマークし、同じく皐月賞に出走する併走馬クリノカンパニーに先着、最終リハを終えた。

「先週に速いところ(4F50.7秒)をやってあるので、今朝は無理をせず。そんな中でこの時計で動くのですからね。いい追い切りができました。乗りやすくておとなしいのがいい。前走は行き脚がつかなかったようなので、今回はその点に気をつけて乗りたいですね」と浜中騎手はコメント。初コンビながらも本番へ向け手応えを掴んでいるようだ。

弥生賞5着、京成杯2着では後方からの位置取りとなり、本来の先行する競馬ができなかった。今回、人気を集めそうな馬が差し、追込タイプで、展開面とコース条件の相性の良さで先行粘り込みができれば、一発があっても不思議ではない。