【皐月賞】クリノカンパニー 休養効果で「いい雰囲気」

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16日、皐月賞(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。クリノカンパニー(牡3、栗東・荒川厩舎)は助手を背に坂路で、同じく皐月賞に出走予定のキングズオブザサンと併せ馬。一杯に追われて4F52.7-38.5-25.1-12.6秒を記録。終始馬なりの僚馬に対し、最後は遅れてのフィニッシュとなった。

「休養前は少しイライラしてるところがあったけど、休ませたことで馬もリラックスしていい雰囲気です。今週もこの馬としては悪くない動きでしたよ。ただ、いきなりG1ですからね」と柴田調教助手。約3ヶ月ぶりの実戦でG1挑戦ということもあり、トーンはやや控えめ。

カンパニーの初年度産駒がクラシック出走へ。父は8歳にしてG1を2勝した遅咲きの名馬。それだけに、「素質はいいモノを感じる馬ですけどね……。仕上がりはいいけど、使えばさらに良くなりそうな感じです」と、陣営もこの馬の将来性に期待といったところ。スター候補ひしめく今年のメンバー相手に、現時点でどれだけ通用するか。