【東京プリンセス賞】7番人気スマートバベル差し切りV!

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14年4月24日(木)、大井競馬場で行われた南関東牝馬クラシックの第二弾・第28回 東京プリンセス賞(S1)(3歳牝 1着賞金:2000万円 ダ1800m)は、澤田龍哉騎手騎乗の7番人気・スマートバベル(牝3、船橋・川島正一厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:55.0(良)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・ノットオーソリティ(牝3、船橋・川島正行厩舎)が入り、上位2頭には、6月11日(水)に川崎競馬場で行われる関東オークスへの優先出走権が与えられる。3着には6番人気・イエスアイキャン(牝3、船橋・山浦武厩舎)が続き、船橋勢が上位を独占した。

一冠目の浦和桜花賞を制したシャークファングが今回もレースを引っ張り、チャプレット、クライリングが2番手争い。スマートバベルは4番手の内を追走し、ノットオーソリティも先団に取り付いた。4コーナー手前でシャークファングは捕まり、直線では横一線の争いから、ノットオーソリティが抜け出しを図ったものの、最内からスマートバベルがこれを交わし去り優勝。混戦の3着争いは後方から大外を回って伸びたイエスアイキャンに軍配。

勝ったスマートバベルは今回が初の重賞挑戦で見事な勝利。デビュー戦は5着に敗れたものの、以降は6戦してオール連帯と堅実な走りを見せていた。鞍上の澤田龍哉騎手は、初の重賞制覇がクラシックのタイトルとなった。馬主は大川 徹氏、生産は新ひだかのカタオカステーブル。

2着のノットオーソリティは前走の浦和桜花賞で、レース直前まで圧倒的1番人気に支持されながらも、競走除外の憂き目に。無念を晴らすべく出走した今回、一旦は先頭に立つ場面も見られたが、最後は勝ち馬の末脚に屈した。

【澤田龍哉騎手のコメント】
(初重賞制覇に)嬉しいです。初めて乗るクラシックだったんですけど、落ち着いて、思った通りに乗れるように頑張りました。プラン通りとはいきませんでしが、馬の力を信じて、できるだけ馬の邪魔をしないように心がけました。手応え的には(ノットオーソリティを)交わせそうだったんですけど、重賞はそんなに甘くですし、最後は外から来ないでくれという思いで追いました。これからもスマートバベルと頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

スマートバベル
(牝3、船橋・川島正一厩舎)
父:サウスヴィグラス
母:ユアカラー
母父:ジェイドロバリー
通算成績:8戦3勝




写真:武田明彦

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