【かきつばた記念】兵庫のタガノジンガロが中央勢撃破!重賞初V

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14年4月29日(火)、名古屋競馬場で行われた交流重賞・第16回 かきつばた記念(Jpn3)(4歳上 別定 1着賞金:2100万円 ダ1400m)は、木村健騎手騎乗の6番人気・タガノジンガロ(牡7、兵庫・新子雅厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:27.2(不良)。

2着はハナ差で1番人気・ノーザンリバー(牡6、栗東・浅見厩舎)、3着には2番人気・ダノンカモン(牡8、栗東・池江寿厩舎)が続いた。

サイモンロードが勢い良く先手を奪い、ファイヤーフロート、ダノンカモンと続く。タガノジンガロは中団の外、人気のノーザンリバーはその後ろに待機。直線に入り、粘るサイモンロードをダノンカモンがかわして先頭へ。タガノジンガロも続いて脚を伸ばしたところへノーザンリバーが大外から強襲をかける。ゴール前は3頭並んだが、タガノジンガロがノーザンリバーをハナ差抑えて1着となった。

勝ったタガノジンガロは、交流重賞の舞台で重賞初制覇。中央から園田への転厩初戦を勝利し、勢いそのままに挑んだ今回の大一番を制した。中央では準OP勝ちの実績をもっていたが、近走は思うような結果を出せずにいた。兄弟には、タガノクリスエスやタガノロックオンがおり、ダート戦線での活躍馬を輩出する一族。今回、地方に舞台を変えて、遅まきながら血統が開花した。

馬主は八木 秀之氏、生産者は新冠の有限会社新冠タガノファーム。馬名の意味由来は「冠名+流浪の民(西)」。

【木村健騎手のコメント】
「勝ててすごく嬉しいです。中央の最後は、外に張る癖がでてきたので、地方に下ろしたみたいです。今日も3~4コーナーはちょっと張り気味で、まっすぐ走ってくれって思いましたが、我慢してくれた分、直線は伸びてくれました。前走も張っていて、今回は叩き2走目でもっと張るんじゃないかという不安はあったけど、なんとか我慢してくれました。休み明けの前回よりはやっぱりきつかったですね。

今日は、出た位置でじっとしておこうと思いました。ノーザンリバーの前で競馬ができて、3コーナー過ぎても来ないなと思いながら乗っていたのですが、最後はハナ差なんとか凌いでくれてよかったです。ゴールした瞬間は、勝ったのかまだわからなかったです。

前走、上がりで結構いい脚を使ってくれたので、着には来るかなと思っていました。調教師さんにもよく追い切りに乗ってもらったんですけど、反応が違うって言っていました。地方馬にだったら先着できるんじゃないかと言われていたけど、まさか勝つとは。距離は、長いよりは短いところのほうが集中力があっていいです。

(騎手としての交流重賞初勝利に対して)獲りたかったので、嬉しいです。

外に張らなかったら乗りやすい馬です。地方の馬になって、これから活躍してくれることを期待して、応援よろしくお願いします」

タガノジンガロ
(牡7、兵庫・新子雅厩舎)
父:キングカメハメハ
母:タガノチャーリーズ
母父:Saint Ballado
通算成績:26戦6勝
(地方通算成績:2戦2勝)
重賞勝利:
14年 かきつばた記念(Jpn3)




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