【NHKマイルC】ミッキーアイルの逃走劇!5連勝で戴冠

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14年5月11日(日)、2回東京6日目11Rで第19回 NHKマイルカップ(GⅠ)(芝1600m)が行なわれ、浜中 俊騎手騎乗の1番人気・ミッキーアイル(牡3、栗東・音無厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:33.2(良)。

2着にはクビ差で17番人気・タガノブルグ(牡3、栗東・鮫島厩舎)、3着には12番人気・キングズオブザサン(牡3、栗東・荒川厩舎)が続いて入線した。

大方の予想通りミッキーアイルがハナを主張。ホウライアキコが2番手を追走し、ダンツキャンサー、ベルルミエール、カラダレジェンドらが先団を形成。その後ろにショウナンアチーヴやサトノルパンら人気馬が控えた。直線ではホウライアキコもしぶとく食い下がり、馬群を割ってタガノブルグやキングズオブザサン、最後方から追い込んだロサギガンティアも迫る中、ミッキーアイルが最後まで先頭を譲らず優勝。大混戦の2着争いはタガノブルグがハナ差制した。

勝ったミッキーアイルはデビュー戦こそ2着に敗れたものの、2戦目で2歳レコードを記録し勝利すると、重賞2勝を含む破竹の4連勝。今回は初の東京コースとなったが、これまで通り逃げのスタイルを崩さず、府中の長い直線で最後まで先頭を守り抜き、単勝1倍台の圧倒的支持に応えた。

「ミッキー」の冠名で知られる馬主の野田 みづき氏は嬉しいG1初勝利となった。生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+母名の一部」。

【浜中俊騎手のコメント】
「ホッとしています。後ろから迫ってきているのは分かっていので、最後は祈るような思いでした。珍しくゲートの中で落ち着きがなかったので、この馬にしてはいいスタートは切れませんでしたが、二の足が速かったですね。府中の直線は本当に長かったです」

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ミッキーアイル
(牡3、栗東・音無厩舎)
父:ディープインパクト
母:スターアイル
母父:Rock of Gibraltar
通算成績:6戦5勝
重賞勝利:
14年NHKマイルC(G1)
14年アーリントンカップ(G3)
14年シンザン記念(G3)





写真:武田明彦

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