【川崎マイラーズ】サトノタイガーが逃げ切って初重賞V!

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14年5月21日(水)、川崎競馬場で行われた第6回 川崎マイラーズ(S3)は、町田直希騎手騎乗の4番人気・サトノタイガー(牡6、浦和・小久智厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:38.4 (不良)。

2着は3馬身差で1番人気・ソルテ(牡4、大井・寺田新厩舎)が入り、3着に3番人気・ロンドンアイ(牡5、川崎・長谷茂厩舎)が続いた。1番人気のソルテと人気を分けあった昨年の覇者で2番人気のスマートジョーカー(牡7、船橋・川島一厩舎)は最後の直線で伸びを欠き4着。

オキナワレッドが勢いをつけてハナを主張するも、外からサトノタイガーが並びかけて先頭へ。直後にソルテ、ポイントプラス、オキナワレッド、スマートジョーカーが続く。道中は淡々とした流れですすみ、4コーナーから各馬が追い出しを開始。直線に入って、サトノタイガーが逃げ込みを図る中、大外からスマートジョーカー、その内からロンドンアイ、ソルテが猛追するも、サトノタイガーが後続を振り切って逃げ切りVを決めた。

勝ったサトノタイガーはJRAから移籍して3戦目で重賞初制覇。中央在籍時は芝戦線で活躍しOPクラスまで昇りつめており、今回と同様の逃げて粘り込む形が持ち味だった。新境地をもとめてダート戦線へ路線変更し、その後南関東へ移籍。これがダートでの初勝利となった。今後の活躍が期待される。

【町田直希騎手のコメント】
「こうして重賞できちんと結果が出せてホッとしています。休み明けから使うごとに良くなっていて、返し馬でもまた良くなっているのが感じ取れたので、僕も自信を持って乗れました。

前走でテンに行けるのがわかっていたので、今日は馬場が前残りなのもあって、2、3番手くらいで競馬しようと思っていたんですが、展開が急に遅くなったので、そこで押してハナに行きました。折り合ってはいましたが、外にモタれるような感じで走っていたので少し気になりました。それでも、3コーナー辺りからはまっすぐ走ってくれました。直線では一旦詰め寄られましたけど、また離したのがわかったので、来ないでくれと思いながら追いましたね。

(地方に移籍してから)3戦とも初めての馬場でしたけど、物見や変わった癖を出していません。1400でも結果を出していますし、今日も勝てたので、このくらいの距離がベストなのかなと思います。久々の重賞勝ちでとても嬉しいです。また一杯勝てるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

【小久保智調教師のコメント】
「(レースレコードの勝利に)勝ったのが嬉しくて時計は見てなかったです。中間は、馬がまとまっているので、それを如何に良くしていくかを考えていました。有力馬は揃っていましたが、“行ければ”というのはありましたので、町田騎手には“強気で”と一言だけ伝えました。1コーナーで引かなかったので、これは行けるなと思いました。

この馬の強さは、簡単にいえば、品が良い馬なのでこちらが伝えたいことをちゃんと理解して走ってくれるところですね。やたらめったら自分で走って勝利するということはないんです。次走は未定ですが、秋のオーバルスプリントに向けて色々使っていきたいですね」

サトノタイガー
(牡6、浦和・小久智厩舎)
父:キングカメハメハ
母:ファビラスターン
母父:サンデーサイレンス
通算成績:29戦6勝
(地方通算成績:3戦1勝)





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