【安田記念】1週前 ジャスタウェイ弾けた!ラスト11秒9

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28日、安田記念(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。ドバイ遠征からの帰国初戦を迎えるジャスタウェイ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)は、異例の他陣営との併せ馬を敢行。
福永祐一騎手が騎乗し、角居厩舎のオープン馬・エアハリファと併せると、4F52.1-38.0-24.3-11.9秒をマーク。エアハリファも食らいついたが、時計以上の豪快な動きで最後は先着してみせた。

追い切りを見守った須貝尚介調教師も「想定以上の動きをしてくれました。ドバイで使ってから、1回放牧に出して帰ってきたんだけど、本当に弱さがないというか、またもう一段シッカリとしたというか、精神面、肉体面の充実ぶりが、今日の調教にも表れたようですね」と声が弾む。愛馬の動きに目を丸くした様子を覗かせた。

昨年は3戦連続2着など、勝ち切れない日々が続いたが、天皇賞(秋)での4馬身差圧勝から、一気に素質が開花。前走のドバイDFでも並み居る海外の猛者を千切り捨て、世界レーティングでもトップに輝く右肩上がりの活躍を続けている。

「ハーツクライもそういう風に言われてきたと思うんですけど、ジャスタウェイを見ると、そういう成長力の遺伝子が働いているのかもしれないね」

師はドバイ後も更に成長をしている、とばかりの口ぶりだが、凱旋帰国初戦はもはや落とせない一戦であることには違いない。世界の脚が弾ける府中のターフが、今から待ち遠しいばかりだ。

競馬ラボでは須貝尚介調教師、ジャスタウェイを担当する榎本優也調教助手の独占インタビューを6月1日(日)より公開予定。また、オーナーである大和屋暁氏の独占手記も掲載。「チーム・ジャスタウェイ」に迫る大特集をお楽しみください。