【ダービー】ワンアンドオンリー優勝!橋口師悲願のダービー制覇

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14年6月1日(日)、2回東京12日目10Rで第81回 東京優駿(GⅠ)(芝2400m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の3番人気・ワンアンドオンリー(牡3、栗東・橋口厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:24.6(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・イスラボニータ(牡3、美浦・栗田博厩舎)、3着には12番人気・マイネルフロスト(牡3、美浦・高木登厩舎)が続いて入線した。

エキマエが後続を離してレースを引っ張り、トーセンスターダムが2番手に付け、イスラボニータやワンアンドオンリーも先行。トゥザワールドは中団、レッドリヴェールは後方5番手付近からレースを進めた。
3コーナー手前でエキマエが突如後退し、トーセンスターダムが先頭で迎えた直線。イスラボニータが先に抜け出しを図ったが、外からワンアンドオンリーが交わし先頭へ。ゴールまで叩き合いが続いたが、ワンアンドオンリーが最後まで先頭を譲らず優勝。3着には中団の内々でレースを進めたマイネルフロストが食い込んだ。

勝ったワンアンドオンリーは、前走の皐月賞で最後方からのレースを余儀なくされながらも、上がり最速の末脚で4着と健闘。今回は先行策から終始、イスラボニータをマークする形でレースを進め、直線ではライバルを競り落とした。

橋口弘次郎調教師は、管理馬20頭目の挑戦でダービー勝利。ワンアンドオンリーの父ハーツクライ(2004年)を含む4度の2着と、あと僅かで手が届かなったタイトルをついに獲得。2016年での定年を控えた名伯楽に、新たな勲章が加わった。

馬主は前田 幸治氏。生産者である新冠の株式会社 ノースヒルズは昨年のキズナに続いてダービー連覇を達成。馬名の意味由来は「唯一無二の」。

二冠制覇を目指した皐月賞馬イスラボニータは、道中は3番手からレースを進め、直線では先頭に立つ場面も見られたが、最後はワンアンドオンリーの伸びに屈した。蛯名正義騎手にとって22回目のダービー挑戦は、一昨年のフェノーメノに次ぐ2度目の2着に終わった。

【横山典弘騎手のコメント】
「橋口先生にはいつもお世話になっているので、頑張るしかないと思っていました。ゴール板は遠かったです。道中はスローで力んで走っていたので、最後は心配でした。陣営がキッチリ仕上げてくれて、スタートも出てくれました。まだまだお父さんに比べるとしっかりしていない部分もありますが、今後も頑張ってもらいたいです」

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ワンアンドオンリー
(牡3、栗東・橋口厩舎)
父:ハーツクライ
母:ヴァーチュ
母父:タイキシャトル
通算成績:9戦3勝
重賞勝利:
14年日本ダービー(G1)
13年ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)






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