マヤノリュウジン大外一気!豪快差し切りV…バーデンバーデンC

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4年7月20日(日)、2回福島6日目11RでバーデンバーデンC(芝1200m)が行なわれ、横山 典弘騎手騎乗の3番人気・マヤノリュウジン(牡7、栗東・庄野厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.8(稍)。

2着には1馬身1/4差で4番人気・バーバラ(牝5、栗東・小崎厩舎)、3着には7番人気・アンバルブライベン(牝5、栗東・福島信厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたコウヨウアレス(牡5、美浦・古賀慎厩舎)は11着に敗れた。

アンバルブライベンが好ダッシュで一気にハナに立ち、リードを広げる。フクノドリーム、ニシオドリームが2~3番手につけ、人気のコウヨウアレスはその直後を追走。マヤノリュウジンは大きく離れた後方集団に待機。縦長の隊列のまま4コーナーに向かう。コウヨウアレスは一旦アンバルブライベンに並びかけようとするも直線で失速。フクノドリームが2番手で粘り、馬群の中からは道中中団にいたバーバラが勢い良く脚を伸ばす。そこへ、4コーナーで大外を回し外ラチ沿いに進路をとったマヤノリュウジンが一気の強襲。内で争う各馬を尻目に豪快な追い込みを見せ、まとめて差し切って勝利。

勝ったマヤノリュウジンは昨年のスプリンターズSで15番人気ながらロードカナロアから僅か0秒1差の3着と激走。その後重賞を4戦し、前走のCBC賞では9着など物足りない成績が続いていたが、叩き2走目、オープン特別のここではきっちり実力を見せつけての勝利。重賞制覇に向けても視界が開ける一戦となった。

馬主は田所 英子氏、生産者は新ひだかの前川 隆則氏。馬名の意味由来は「冠名+龍神」。

1着 マヤノリュウジン(横山典騎手)
「難しいところはありますが、気分良く走らせれば力は持っていますからね。最後はよく伸びてくれました」

2着 バーバラ(戸崎圭騎手)
「こういう馬場もこなしてくれましたし、上手に走ってくれました。終いもよく伸びています」

3着 アンバルブライベン(田中健騎手)
「久々のときはいつも安定して走ってくれます。今日はデキも良かったです。勝ち馬にあの位置から差されてはどうしようもありませんね。自分の競馬は出来ましたし、力は出せました」

4着 ニンジャ(石橋脩騎手)
「テンにもっとグッと出ていくかと思っていましたが、トモが入ってこなくてあの位置からになりました。流れが速かったですし、この馬も後ろから競馬をしたことがあるので、慌てずゆっくり運びました。4コーナーで態勢が整ったときはやれる、と思いましたが、直線では手応えほど伸びませんでした。初めてなので何とも言えませんが、緩い馬場が合わないのかもしれません」

5着 フクノドリーム(横山和騎手)
「ゲート内の駐立があまり良くなかったですし、このクラスの1200になると周りの馬も速いですね。番手自体は問題ありませんでしたが、通る位置を内なら内、外なら外、ともっと思い切って乗れば良かったと思います。ハンデ50キロもあったと思いますが、得意ではない道悪でよく頑張っています」

11着 コウヨウアレス(内田博騎手)
「途中からついていけなくなりましたし、4コーナー手前ではもう苦しくなりました。準オープンなら何とかなりましたが、今日はオープン特別といっても重賞で好走している馬もいましたし、そう甘くなかったですね。以前はかかるくらいの行きっぷりでしたが、今は折り合いもつくようになってきているので、距離を延ばしても良いかもしれません」

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マヤノリュウジン
(牡7、栗東・庄野厩舎)
父:キングヘイロー
母:ポットブリリアンス
母父:キンググローリアス
通算成績:18戦5勝






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